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  • 2026/09/19 (土)
  •  あす20日、くま川鉄道が全線運行を再開する。令和2年7月に発生した豪雨災害から6年2カ月。復興のシンボルがいよいよ動き出す▼小生の世代は、やはり高校生の通学手段としてのイメージが強い。同級生いわく、人吉高校の朝課外に間に合うためには午前6時台の列車に乗らないといけなかった。自転車通学生からすると「大変だな」という印象だった▼先日発行した特集号の取材を進めると、鉄道に乗って農産物を運んだり、祖父母がいる実家に行ったりと思い出は世代によってさまざま。「今ほど車を持っている人は少なかったし、窓から景色を見るのが楽しかった」「朝と夕方の列車の音が時計代わりだった」との話もあった▼運営面から見ると、ローカル鉄道を維持するには多額の公費を要する。今回のように災害で大きなダメージを負い、流失した橋を架け替えてまで再始動するのはまれなケースだろう。それほど大切な存在なのだと再認識▼朝の通勤中、遮断機があるのは1カ所。交差点近くにあるため混雑するのが当たり前で、停車中に気分を入れ替えていた。「カン、カン」という音に込められた、たくさんの人の思いに耳を傾けたい。

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