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  • 2026/07/08 (水)
  •  豪雨災害から6年のことし、復旧・復興の大きな歩みを象徴するのが、9月20日に全線運行再開するくま川鉄道。一昨日からは、不通区間の人吉温泉駅と肥後西村駅間で試運転が始まった▼試運転とはいえ、豪雨災害後に生まれた子どもたちが、人吉市や相良村の鉄路を走る列車の姿を目にするのは初めて。沿線で保育園児たちが出迎えていたが、再開後の鉄路を守り続けるには、次世代へのマイレール意識醸成が欠かせない▼くま川鉄道は、高校生の通学利用が支えているが、利用者確保で厳しいのが今も不通が続く肥薩線。被災前から利用者は少なかったが、被災した球磨村では人口が急激に減少。魅力的な列車と球磨川の風景で観光路線として活路は見いだせても、生活路線としての利用促進は容易ではない▼7年後の運行再開を目指し復旧は進むが、懸念されるのが鉄道離れ。子どもたちに肥薩線、鉄道への関心を持ち続けてもらうため、人吉鉄道観光案内人会は来月1日、「SL人吉子ども教室」を計画。小学生を対象に動態保存展示中の「SL人吉」を間近で見てもらう▼郷土愛と同じように鉄道愛をいかに育むか。開通までに与えられた課題は実に多い。

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