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  • 2026/07/06 (月)
  •  日常の風景が一変し、朝までいた家が帰る場所でなくなった令和2年7月豪雨から6年。この日が近づくと雨の音、泥の感触、何より言い足りないほどの感謝があふれる▼自らも被災した中で被災地を取材すると、不安で大変な状況なのに「あんたも被災者たい」と炊き出しをパックに詰めて持たせてくださった方、親戚宅に避難し「被災者がいると聞いて」と声を掛けてくださった方も▼連絡していないのに「ボランティア休暇だから」「学校には届けてあるから」と当たり前のように駆け付けてくれた親戚や職場の同僚、家財の搬出や応急修理に役立つちょっとした知恵など、被災初心者の私たち家族は世話になりっぱなしだった▼毎年、この時期は特集号の取材で被災地を回るが、そのたびに被災された方々からは感謝の言葉を聞く。新型コロナウイルス禍と重なった激甚災害、隣近所みんなが大変だった中、ためらわず差し伸べられる多くの手があった▼喉元を過ぎれば熱さを忘れ、再建までの大変さもいつか平穏さにかき消されてしまう。ことしも大過なく訪れた人吉球磨の7月4日。鎮魂、伝承、防災と人の数だけ思いはあるが、感謝を忘れない日にしたい。

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