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2026/05/12
(火)
- 暦の上では夏。川底まで透き通って見える清流・川辺川を見ていたら、「泳ごう」と中高生の子どもとはしゃいでしまった。10日、相良村四浦へ。澄んだ水に足を入れると想像以上に冷たい。体を縮こまらせながら少しずつ漬かり、一気に頭まで潜るとたまらない爽快感に包まれた。子どもたちも飛び込みや素潜りを満喫したが、「やはり冷たすぎる」と1時間もせずに川から上がった▼そろそろ「山ん太郎」が山から下りて「川ん太郎」になるころ。子どものころは「カッパがいるから子どもだけで川に行くな」と言われたのを思い出す。夏休みは遊泳場の白旗が揚がると、名前を書いたかまぼこ板を手に駆け付けた。かつての日常は川辺川とともにあった▼令和2年7月の豪雨以降、川は随分と浅くなったように感じる。雨が降れば濁水が長引き、数日から1週間は泳げないことも増えた。昨夏も川辺川で泳いだのは1、2回にすぎない▼清流・川辺川は地域の「宝物」とよく言われる。上流に流水型ダムが計画され、来年度から本体の基礎工事に入る。豪雨を機に下流域の生命と財産を守るための決断だが、賛否に関係なく「清流を残してほしい」は皆の願いだ。