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2026/04/18
(土)
- 人吉球磨准看護学院で入学式が行われた。15歳から39歳まで、留学生や社会人経験者を含む7人の「医療の卵」たちが新たな一歩を踏み出した▼超高齢社会が加速する中、地域の医療・介護体制の維持は喫緊の課題である。AI技術が進化しようとも、患者の痛みや不安に寄り添うケアは人間にしかできない尊い営み▼今期の入学生は過去最少という。人材確保が厳しさを増す地方において、この誇り高きバトンを次代へつなぐには、若い世代への積極的な発信が不可欠となる。そこで提案したいのが、同学院の日常や学びの様子を中高生向けに分かりやすく伝える「准看だより」の本紙での連載だ▼学生たちが具体的にどのような知識を学び、実習でどんな壁にぶつかり、そして喜びを見いだしているのか。年齢や国籍を越えた仲間たちの等身大の奮闘ぶりを広く届けることは、看護の世界に興味を持つ若者たちの背中を力強く押す道しるべとなるはず▼地元で学び育った人材が、地元の命と暮らしを守る。その好循環は地域全体の安心と直結する。未来のナイチンゲールたちの挑戦をまち全体で温かく見守り、応援する機運を地域メディアとしても共に高めていきたい。