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  • 2026/04/17 (金)
  •  畜産が盛んな宮崎県都城市の養豚場で先週、家畜伝染病「豚熱」が発生した。周辺で野生イノシシの感染が相次ぎ、警戒を強めていても防疫の難しさを再認識▼豚熱は豚、イノシシが感染し、強い伝染力と高い致死率が特徴。国内では平成4年に錦町で発生後、同30年に岐阜県で26年ぶりに確認。その後、全国に広がり、九州では令和5年に佐賀県で発生。翌年には同県で野生イノシシの感染が確認された▼そして、飛び火するように都城市で確認されて広がり、ついに県境を越えて県内で初めて多良木町で2頭の感染が確認された。13日には緊急防疫対策会議を開き、今後の対応を確認したが、関係者は危機感を募らせる▼都城市の現地では、すでに殺処分、防疫措置ともに完了。昨年秋、錦町で開かれた家畜伝染病防疫演習で、豚熱発生に備えて豚の大型模型を使った殺処分の手順が実演されたが、現場の従事者は大変だったと察する。これ以上、感染が広がらないことを祈るばかり▼新緑と山菜のシーズンを迎え、山へ出掛ける人は多いだろう。他地域へウイルスを拡散させないためにも、靴や衣類に付いた土は山で落とすなど、拡大防止への配慮を忘れないでほしい。

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