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  • 2025/12/10 (水)
  •  一昨日深夜に起きた青森県東方沖を震源とする地震。最大震度6強を観測し、各地の被害状況が明らかになってきた▼遠く離れた山の中にいながらも恐怖に感じたのは津波。午後11時からのニュース番組を見始めて間もなく、各局とも一斉に臨時速報に切り替わり、アナウンサーの「海岸から離れて避難を!」と鬼気迫る呼び掛けに加え、「東大日本震災を思い出してください」の警告に14年前の状況が頭に浮かび鳥肌が立った▼その後、発表されたのが「北海道・三陸沖後発地震注意情報」。今回の地震発生により、大規模地震が発生する可能性が平常時に比べ相対的に高いとして1週間程度、注意するよう呼び掛けている▼この情報を聞き思い出したのは、昨年8月に宮崎県の日向灘を震源とする地震後に出された「南海トラフ地震臨時情報」。同じように1週間程度の注意喚起が行われ、夏の海水浴場から人の姿が消えるなどの影響が出た▼幸い大規模地震はなかったが、前震と後震に襲われた熊本地震を考えると発生後の警戒は必要。元日に能登地震が発生したように、いつ起こるか分からない。伝える側としても対応できるのか、日ごろの備えを見直したい。

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