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2025/09/01
(月)
- 「日本の夏の風物詩は?」と尋ねられると花火大会を挙げる人も多いはず。多くの郡市民が楽しみにしていた人吉花火大会は、残念ながら天候不順により再延期。しかし、今月の楽しみが一つ増えたと思えば少しは心も晴れそう▼過日、テレビで放送されていた「夏歌特集」の番組でも花火をテーマにした楽曲が数多くランクイン。昭和、平成、令和の世代別に順位が発表されたが、平成世代が選んだ「HANABI」の歌詞に共感。深く感銘を受けた▼「HANABI」は4人組のバンド、ミスターチルドレンの名曲。職場の飲み会の二次会で大好きな先輩のカラオケのおはこだったためなじみはあったが、歌詞を読み直すと人生の葛藤や希望を描いたメッセージ性の強い楽曲。恥ずかしながら初めて気付いた▼〈決して捕まえることのできない 花火のような光だとしたって もう1回 もう1回 僕はこの手を伸ばしたい〉。夜空に美しく輝くが一瞬で消える花火。まさに人生のはかなさを象徴するが、その一瞬、一瞬を大事に諦めず希望を持ち続ける大切さを再認識した▼まだまだ猛暑が続きそうな9月の始まり。心身の夏バテ解消へ。好みの“夏歌”を発掘してみよう。