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2025/02/24
(月)
- 昨年末、創立40周年を迎えたある企業が「海外生大忘年会」と銘打ちあさぎり町内で開いた交流会を取材した。自社工場で働く約100人の外国人材が参加。ベトナム、ネパール、ミャンマーから来日した若者たち。会場内ではさまざまな言語が飛び交い活気に満ちあふれていた▼厚生労働省は先月、日本で働く外国人労働者の数が過去最多を更新したと発表。令和6年10月末時点の外国人労働者は前年比12.4%増の約230万人。国籍別にみると、ベトナムが最多の57万人で全体の約25%を占め、次いで中国約41万人、フィリピン約24万人▼外国人を雇う企業も約34万カ所と過去最多を更新し、産業別では製造業、次いでサービス業、卸売・小売業の順。伸び率では介護を含む医療・福祉が最も高く、次いで建設業、宿泊・飲食業だった▼前述の交流会。「異国の地での生活や文化の違いにもかかわらず、日々努力を惜しまず働いていただけたことは私たちにとって大きな励み」「会社の成長に欠かせない存在」。経営陣は共に働く外国人材をねぎらい感謝の言葉を贈った▼地方の労働者不足は深刻。外国人材の積極的な採用に社業の活路を見いだす企業も多い。