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2025/02/10
(月)
- 小中学校の運動会や式典、集会などで行われる「バンザイ！バンザイ！バンザイ！」という万歳三唱。万歳って何？と思うが、「祝うべき、めでたいこと」を指して使う言葉。あす２月１１日は「万歳三唱の日」▼始まりは、明治２２（１８９９）年の２月１１日、大日本帝国憲法が発布された記念式典で、両腕を上げて「万歳、万歳、万々歳」と唱えたことに由来するという。「万歳」を「まんざい」とも呼び、今の「漫才」のルーツになっているとされる▼万歳三唱の正式な所作として「手のひら内向き」という説がある。昨年９月の衆議院議員選挙では「当選確実」の速報が出ると、多くが手のひらを内側に向けて「バンザーイ！」と三唱している▼確かに、本紙に掲載した地元の金子恭之衆院議員が９選連続当選を祝う万歳三唱の写真も、全員が「手のひら内向き」の万歳だ。政治家がよく使っているのかも▼なぜ内側を向けるのか。万歳は物事に失敗したり、八方ふさがりになってどうにならないときのいわゆる「お手上げ」の状態のことも指す。そのため、手のひらを相手に向けるのは降伏をイメージさせるのかもしれない。諸説があると思うが…。
