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  • 2025/02/01 (土)
  •  周囲でせき込む人が増えた。風邪やアレルギーを筆頭に“隠れインフル”だっていよう。さらには寒暖差による体調不良の影響も軽視できない▼冬の季語と承知の上、最近は三寒四温の気候続きと思う。個人的に普段はまれな頭痛や倦怠感、イライラが増すのも例年のこと。聞けば自律神経の乱れなどいわゆる気象病の一つ、気温差7度以上で起きやすい寒暖差疲労の可能性が高いらしい▼政治でも三寒四温はうかがえる。国政では異常な高低差の支持率。外交では韓国のような“親日”と“反日”政権の交互ほか米国では経済や人種、宗教などが複雑に絡む政策への柔軟な対応。いずれもタフな交渉術が必要だ▼米国といえば今後はわが国との思惑など三寒四温の連続は確実だ。多少は我慢できる“(寒暖差)疲労”ならまだしも、国民レベルのアレルギー反応が出れば深刻な事態に陥りかねない。厳しい国会運営を強いられる石破首相の手腕が問われる▼政治や温度差といえば、国民世論と政治家の認識もそう。この乖離幅が狭まる気配はなく、こちらも国民の疲労感とアレルギーの表出が気掛かり。結局、当たり前の節度ある日常習慣こそ重要ということだろう。

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