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  • 2024/10/17 (木)
  •  超短期決戦となる今回の衆院選。有権者の判断材料は豊富にそろっているはずだが、個人的な範ちゅうながら周囲の関心は低め。国の行く末を決めるビッグイベントが、これでいいのかと気も萎える▼メディアはもちろん有権者の最大の関心ごとは「政治とカネ」だろう。あれだけの裏金議員数と不透明な金額が公となれば当然だが、喫緊の政治課題は改革と並行した社会保障と少子高齢化、教育に物価高騰、国防などへの対応とその財源確保だ。やはり国民はより関心を高めるべきである▼衆議院議員だけで465人。国会ほど経験豊富で多様な職名を持つ人材の集う団体は類を見ないと思う。しかしなぜこうも問題が続発するのか。本人の倫理観はもとより旧派閥のしがらみほか、カネのかかる選挙制度にも原因がありそうだ▼この流れにて興味本位で衆院選候補者の肩書きを調べてみた。官僚に地方公共団体長および議員、医師や弁護士、公認会計士に司法書士。まだ続く。大学教授に大手銀行員、報道記者や国連職員、企業経営者、小説家、落語家などが抽出できた▼各方面で多様性社会を標榜する現代らしい顔ぶれ。有権者の動機も人それぞれ多様で結構。ぜひ投票を。

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