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  • 2024/09/18 (水)
  •  昨夜は「中秋の名月」。会社帰りに夜空を見上げると、煌々と白く輝く月に見入ったが、満月は今夜。1日ずれているが、国立天文台によれば、中秋の名月と満月が一致するのは6年後の2030年という▼月見の風習は、中国から日本に伝わり、奈良、平安時代に貴族、江戸時代から庶民へ広がった。郡市では、各集落でわらを使って綱を作って綱引き、綱を土俵に相撲が行われ、月夜に子どもたちの歓声が響いていたが、子どもたちの数が減り、風情ある風習も廃れつつある▼月への供え物といえばススキに団子、芋だが、昨夜の食卓で意表をつかれた一品が「月見バーガー」。目玉焼きを挟んだハンバーガーだが、季節商品としてスーパーマーケットに並んでいたという。おいしくいただいたが、「節分」の恵方巻のように「中秋の名月」の行事食として若い世代に広がるかもしれない▼秋の風習といえば、あす19日は彼岸の入り。郡市では、相良三十三観音めぐりの「秋の開帳」が始まる。彼岸花が咲く田園風景、堂守の地元住民たちとのふれあいは、深まる秋をより実感できるに違いない▼週末は先週に続き3連休。最寄りの札所に足を運んで参拝しては。

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