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  • 2024/07/26 (金)
  •  梅雨明けした途端、連日の酷暑。郡市で手っ取り早く涼むなら川遊び。先の日曜日は、小河川の清流で戯れる親子や若者を多く見かけたが、心配になるのは水の事故▼今週、多良木町の槻木川下流に位置する宮崎県綾町の綾北川では、仲間と遊びに来ていた20歳代男性が行方不明となり、昨日遺体で見つかった。全国でも各地で海や川で命を落とす例が相次いでいる▼警察庁がまとめた昨年7月と8月に起きた全国の水難事故状況によると、夏の2カ月間で453件が発生し、死者と行方不明者は236人に上る。そのうち中学生以下は16人で、高校生から大人が9割以上。発生場所は海が5割と最も多く、次いで河川が3割▼川遊びでよく見かけるのは、家族連れやグループのバーベキュー。さらに冷たいビールなどアルコールが加わると、飲酒運転と同じく水難事故のリスクは高まる。郡市では、子どもたちを対象とした「川の安全教室」が開かれているが、大人の方が対処法を学ぶべきか▼国土交通省は「川のシートベルト」と称し、ライフジャケット着用を推奨。川遊びだけでなく4年前の水害を教訓に命を守る一着となる。防災品の一つとして常備を。

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