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  • 2024/02/26 (月)
  •  能登半島地震の発生から2カ月を迎えようとしている。避難所や被災地の光景に重なる令和2年7月豪雨。能登半島地震では災害弱者、とりわけ声を上げづらかった「女性と避難」の課題が浮き彫りになったように感じる▼被災直後に思うのは居場所、寝る場所。情報が入らない状況だと安全な場所が分からない。次に気にするのがトイレや着替えといった避難先の環境。高齢者や体が不自由な人、そして女性は生理や授乳なども考えられる▼能登半島地震では女性芸能人の物資支援が注目された。SNSやインターネットの情報ではあるが、除菌スプレーや女性用下着、衛生用品、さらには極寒と断水の続く被災地を想定したスキンケア用品まで▼避難生活で想定される女性特有のストレスやリスクは、極限状態であることを理由に食料や飲料、居場所の確保などに比べて後回しにされがち。そんな状況では声を上げづらく、我慢する側面もあったろう▼災害など、急な環境の変化は予期せぬ生理や不正出血が起こる場合もあり、「生理用品は包帯と同じくらい必要なもの」との声も。災害を教訓に声にできない思い、つらさへの共感力や想像力を養いたいと改めて思う。

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