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  • 2022/05/25 (水)
  •  郡市の映画館を知る人は昭和世代までか。今や常設映画館は宇城市以北まで足を延ばさなければならなくなったせいもあるが、先日、数十年ぶりに映画館で鑑賞。久しぶりだったため2時間近く座り続けることが苦痛に。作品を楽しむ妨げとなり残念な思いをした▼映画館は消えても21日はウクライナ支援の「ひまわり」の上映会、22日は「くまもと復興映画祭・球磨川特別編」が人吉市カルチャーパレスで相次いで開かれ、多くの来場者で盛況だったと聞き何より。戦地や被災地の支援につながる映画の持つ力を信じ、郡市での上映会が盛んになることを期待したい▼郡市では「青春は戻らぬが、名画は戻る」を合言葉に名作の上映活動を続けてきた団体「人吉くま映画文化協会」が知られているが、会長の瀬戸致行さんが他界され、コロナ禍の影響で活動は休止状態が続く。来年度の再開を目指し準備を進めているという▼「くまもと復興映画祭」では3本の作品が上映されたが、観ることができなかった人は多いはず。特に球磨川の渡し舟の船頭をモデルにした「ある船頭の話」は地元としては観たい作品。「ひとよし映画祭」復活の暁にはぜひ上映作品候補に。

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