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2022/05/11
(水)
- 最大１０連休となったことしのゴールデンウイーク。３年ぶりに新型コロナの行動制限がなく、さらに人出に拍車をかけたのは晴天。もし雨続きなら激減していたはず▼特に昨今、人気のキャンプはなおさら。雨が降れば雨音で眠れず、ぬれながらの撤収も一苦労。その後のメンテナンスを怠ればカビが発生。面倒と投げ出す人もいるかもしれないが、その面倒さを含めて野外で過ごすのがキャンプの醍醐味であり、思い出にもなる▼期間中、人吉クラフトパーク石野公園キャンプ場で、これまで目にしたことのないテントと車の数に驚いた。温泉やスーパーマーケットに近い利便性もあり以前から県内外の利用者に人気だったが、昨年は感染防止で閉鎖しただけに再開を待ちわびていた常連も多かったようだ▼ただ、以前とは周囲の状況が違っていた。近くの運動広場に並ぶのは、上記にある豪雨災害の被災者が入居する応急仮設住宅。１年１０カ月前に郡市を襲った豪雨災害を再認識した利用者も多かったろう▼やがて球磨川の出水期。キャンプで得られる経験や野外道具は、災害時に役立つはず。今後も続くコロナ禍での余暇をどう有意義に過ごすか。考えてみたい。
