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  • 2022/05/10 (火)
  •  休みに慣れ切った心身が起動せず、ゴールデンウイーク(GW)明けから体が重い。そんな状態が気鬱を招き悪循環に陥りそう▼外出制限やリモートなど働き方の変化が日常となった現代社会は、いわば耐コロナ社会だ。これに染まりつつある私たちの社会では、コロナ前の生活様式がストレスとなる場合だって十分に考えられる▼変化といえばまさに今ごろ、環境のそれで心身に支障を来す五月病が起こりやすい。SNSを駆使、多様性を受容し立ち回れる最近の若者、いわゆるZ世代に限り無縁の病と思ったが、在京の知人によれば「毎年、一定数は必ずいる」そうだ▼環境の変化で顕著なのは人吉市新庁舎。今後は利用者のよりどころ、市民が誇る施設となり得るか職員の責任は重大だ。余談だが豪雨被災後、近隣に転居した市民は周辺部の今後の変容に期待するとか▼歴史を顧みれば、未来は変化を求める節目の判断で決まってきた。このコロナ騒動も社会転換期の一つならば、変化の重圧を希望の蓄積と捉えてよい。視点を変えればコロナウイルスは変異種で命を長らえる。極めて皮肉的だがこれも生存の一例▼これに倣えばGW明けの不調も払拭できそうで一安心。

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