HOME>>瀬音

  • 2021/11/26 (金)
  •  人吉球磨でも日本伝統の駅伝が盛んだ。個人が争うマラソンと違って、駅伝は一本のたすきをつなぐ総合力で決まるところに面白みがあり、抜きつ抜かれつの場面はワクワクするなどファンも多い▼例年だと師走に入れば伝統の人吉駅伝大会があるが、昨年に続き新型コロナと7月豪雨災害の影響で残念ながらことしも中止が決定。大会を目指していた選手や駅伝ファンにとっては、さぞかし残念な思いをしていることだろう▼時の流れで衰退、中止になっていく大会、行事が目立つ中、出場チーム数の減少などを乗り越え、これまで68回開催。地元からも親しまれていることをうれしく思うし、大会関係者らの努力に感謝している▼以前は城内グラウンドから東、西、中原、西瀬、東間、大畑の各校区を一周していた。昭和49年から交通事情の悪化によってスタート、ゴールは城内だが七地町を通る周回コースに変更。そして平成8年から西瀬小を基点に中原校区方面の周回コースとなった▼それだけ歴史と伝統のある駅伝大会だけに「来年こそは大会の開催を」と望む声も多い。新型コロナの終息を願うとともに、コースが使えないのであれば変更して続けてほしい。

トップへもどる