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  • 2021/09/15 (水)
  •  姿の見えない新型コロナウイルスに打ち勝つには、やはりワクチン接種しかないのか。政府の発表では、2回接種を終えた国民が半数を超えたという。確かに自身をはじめ、周囲でも終えた人が増えてきた▼その効果なのか新規感染者を見ると、高齢者は減って若い世代が増加。8月は県内や郡市で感染者が増加したが、お盆帰省の人流が影響したのだろう。今月に入り、先週からは減り始めて2桁台となり、郡市もゼロが続く▼しかし、油断は禁物。これから秋の行楽シーズン、人流が増える連休も控えている。また、朝夕寒くなると、窓を締め切り換気も少なくなりがち。まん延防止等重点措置が再々延長にならないよう第6波に備え感染対策は怠りなく▼その予防策の一つとして興味を持ったのが緑茶。成分のカテキンは殺菌や抗菌効果が知られているが、ある大学教授の研究や論文によると、新型コロナの不活化効果を確認。唾液による飛沫感染抑止につながるという▼郡内の茶業農家が感染症予防用に小中学校へ粉末茶を贈っているが、コロナ予防に役立つなら新たな需要拡大も期待できる。「球磨茶」の香りと味を楽しみながらコロナ禍を乗り切りたい。

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