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  • 2021/04/17 (土)
  •  昨年から県内の自称“ホースマン”の多くは「ヨカヨカ」(牝3)に注目。一般紙などでも取り上げられる異例の扱いで競馬フアン以外にも知られる▼11日に中央競馬のクラシック競争が桜花賞(G1、阪神芝1600㍍)から開幕。昨年は牡馬、牝馬とも無敗の三冠馬が初めて同時に誕生。頭数が非常に少ない白毛馬がG1馬として初めて名を刻む歴史的年▼ヨカヨカは熊本県生まれの女の子。主流の北海道生まれではない競走馬が同年、2歳牝馬チャンピオンを決めるG1阪神ジュベナイルフィリーズに県産馬として初出走。着順も掲示板確保の5着▼日本競馬は今や世界に通用する。超一流のエリート馬と果敢に戦い渡り合う姿も人気を集めている一つだろう。名前もいい。「いいよ、いいよ」「心配しないで」のような意味合いの方言か▼時を戻そう。ことしの桜花賞。2歳牝馬チャンピオンの白毛馬ソダシが牝馬クラシック一冠を達成。ヨカヨカは果敢に先行、4コーナーまで見応え十分の感動の走り。「よかよか。勝ちに行くいい走りだった」▼いくら頑張り努力しても失敗や目標未達、トラブルは世の常。「よかよか」の4文字は経験上救われる魔法の言葉だ。

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