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2021/04/08
(木)
- 朝起きて、いつものようにコーヒーを飲みながら朝刊に目を通していると、家の前を歩く小学生の元気な声が聞こえた。きょうは小中学校の始業式。ランドセルを背負う児童の姿を見て新年度が始まったと改めて実感▼人吉市では平成１８年度から「こども王国保安官」制度に基づき、黄色いジャンパーを着た地域の高齢者が見守り活動を行っている。雨の日も風の日も通学路に立つ先輩方に頭が下がる思い▼しかし、子どもたちの横を猛スピードで通過する車が気になる。安全と判断したのか、通勤で急いでいたのか理由は分からないが、歩道がなく道幅が狭いので事故が起きないか心配▼最近は後方からパッシングしたり追い抜いた後に急ブレーキを掛けるといった「あおり運転」が社会問題化している。危険運転を根本的に解決するにはドライバーの規範意識の向上が必要不可欠。他者を思いやらない独り善がりの運転は重大事故に直結する▼春の全国交通安全運動が６日に始まった。ドライバーは心にゆとりを持って運転し、歩行者や自転車もルールを順守して事故の未然防止を。大人が率先して模範を示し、交通事故のない安全、安心な地域を実現したい。
