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  • 2020/01/15 (水)
  •  1月15日は小正月。その前後にしめ飾りを焼くどんどや、シュンナメジョやもぐら打ちと豊作を願う農耕儀礼行事が郡市でも行われる▼国が違えば当然、新年の風習も違ってくる。訪日外国人の中でこれから増加が見込まれるのが中華圏からの観光客。「春節」と呼ばれる旧正月前後が長期休暇となり、日本への渡航者が急増する▼都市部に限らず郡市への来訪も増加傾向。平成30年の人吉市の月別宿泊者数では中国、台湾、香港からの観光客は2月から4月にかけて最も多い。今月25日の「春節」に合わせて郡市では初のおもてなしイベントが開催される▼主催する人吉球磨観光地域づくり協議会は、政治情勢で観光客が激減した韓国よりも中華圏を伸びしろがある市場と見込み、今回のイベントをきっかけにリピーターの獲得を目指している▼すでに会場のJR人吉駅とくま川鉄道おかどめ幸福駅、同鉄道の車内にはランタンが飾られ、「大寒」を控え厳しい寒さが続く中、その赤く華やかな飾りと夜間の明かりは見ているだけでも暖かさを感じる▼「春節」に続き2月1日には「人吉球磨は、ひなまつり」も開幕。ウメ、サクラ咲く令和の春が待ち遠しい。

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