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  • 2020/01/14 (火)
  •  きょうは、寒の入りから9日目の「寒九」。天候が雨ならば「寒九の雨」といい豊年の兆しとされた。数日前の予報は晴れだったが、見事に雨。時は新年初頭。天候はさておき心は晴れやかに▼年末の迎春準備から、越年後の鏡開きまで正月行事が続いた。慰労を含めのんびりしたいところだが、受験生を抱えた家庭はXデーを目前に気許せず緊張も増す。さらに月を過ぎればすぐに節分。そして節句など気ぜわしい▼毎年の恒例行事の到来。年を重ねるほど、時の経過が早いのは気のせいか。年齢ごとに時間経過の感覚が変わる「ジャネーの法則」に加え、社会における役割と責任の大きさ、集中と繁忙も“あっという間”をもたらすはず▼未来の好機と危機を選別できる思考習慣と能力の有無で、将来は大きく変わるという。過去にすがり、創造という責任を放棄した社会が残った事例はなく、その原因が我欲ならば最悪だ。ことしは大きな“変化”を予感する▼一年を月別、さらに日別と細分化、加えて身の程にならえば次の歩の方向と幅も見えてこよう。「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」の教えである▼すでに1月も前半が終了。ことしも駆け足で過ぎるのだろうか。

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