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  • 2020/01/13 (月)
  •  松岡隼人人吉市長は6日の職員を前にした仕事始め式の年頭あいさつで、市政の重要課題の一つの新市庁舎建設について一番にふれた▼新庁舎棟は、西間別館周辺一帯に建設する鉄筋コンクリート5階建てで、基礎免震構造の災害対策機能を兼ね備えた防災拠点となる総合庁舎。本体工事の入札は「不調」「不落」が続き心配されたが、昨年10月の3回目の入札でようやく施工業者が決まった▼市にとって長年の懸案だっただけに、松岡市長にとっても並々ならぬ思いがあるのだろう。ことし3月中にいよいよ本格的な工事に着手し、令和4年6月の供用開始を目指すが、これからの進捗に期待したい▼また、「自身の殻や係、課、部の殻、役所の壁を打ち破り、民間との連携を協力に進める」「IoTやAIといった近未来技術を広く活用する『ひとよしスマートシティ構想』を具体化することで地域が抱えるさまざまな課題をはじめ、市民や行政の困り事の解決につなげる」とも強調した▼少子高齢化や人口減少が続き、企業誘致などままならない現状の中でどうかじ取りをしていくのか、市民も固唾をのんで見守っている。手腕が問われる年にもなるだろう。

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