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2026/02/17
(火)
- 明治時代に中国から伝わった麺料理で、日本の国民食として人々に愛されているラーメン。先日、人吉市で初開催された「人吉真冬のラーメン祭り」は大盛況。その人気はとどまることを知らない▼ラーメンが広く食べられるようになったきっかけはインスタントラーメンの発明が大きな要因だろう。日清食品創業者・安藤百福氏が苦労の末、世界初のインスタントラーメンを開発した物語はNHKの朝ドラ「まんぷく」の題材になったことで有名になった▼その後はラーメン店が爆発的に広まり、職人は麺やスープにこだわった。みそ、しょうゆ、塩、豚骨など地域の特色を生かした味が人気に拍車をかけ、現代に至るまで油そば、つけ麺、家系、二郎系などさまざまなジャンルのラーメンが誕生するなど進化を続けている▼昭和後期、人吉市内にもいくつものラーメン店が点在していた。家族でのれんをくぐり、数種類のメニューから好みの品を選んで注文する。わくわくしながらテーブルで待つ時間が楽しかった▼学生時代に何度も通った某店は、惜しまれつつ閉店。あの温かいラーメンの味は恐らく二度と口にできないだろうが、第二の家庭の味として大切な思い出にしたい。