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  • 2026/01/22 (木)
  •  世のあらゆる物価が上昇を続け、主食の米すら高値で推移。出費を抑制すれば世のお金の循環、個人的には社会の経済円環と呼ぶが、これの停滞を招きかねない。それでも生きねばならぬ▼各所で聞くが、暖衣飽食の現代を数値にて俯瞰する。令和5年度、事業系を含めたわが国の食品ロスの発生量は約464万トンで、国民1人当たり約37キロ。そして衣料品廃棄物では同4年度、26万トンのリユース、リサイクル品を除いても47万トンの廃棄で、国民一人当たり約4キロ▼先の大戦後、灰じんに帰した国土も先人の労苦で世界に冠たる復興を果たした。その中、ぬくぬくと生きてきた戦後世代が社会の中枢を担う今、地方不況や物価高騰を叫んでもなお先述どおりの暖衣飽食ぶりだ。これからは温故知新、地に足をつけ身の丈を量った“省エネライフ”を意識すべし▼衣類や道具が破れた場合、安易に捨てず繕えば愛着が湧き無駄な出費も減らせる。仕事はさておき、実生活の“わさもん”は厄介だが流行とは結局、世間との差異を恐れた同調行動と思う。今や、つつましく生きた先人に習う時▼他者をねたまず神仏に感謝、ささやかな日常の幸せを享受したいもの。

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