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  • 2026/01/08 (木)
  •  全国的に災禍なく過ごせた正月三が日。年末から帰省した家人とのひとときは、その平凡さならではの価値を有せばこそ別れもつらくなる。まずは例年どおり健康に越年できたことに感謝▼年明け早々に愚痴っぽくて恐縮だが、物価高に厳しい家計対応を迫られた家庭は多かったはず。わが家も海外はもちろん国内旅行とは無縁だが、静かな正月もまた、多くの発見や決意と結び付く。現状解釈と価値観は、受容次第で大きく変わる気付きこそ収穫だった▼正月ネタに年賀状がある。かつての差出数は250枚ほどだったがことしは約9割減。返信なしを加味すれば来年の減少は必至だが何とも切ない。SNSは時流で結構だが何ごとも“早くて近い”現代だからこそ、手間をかけた交流の目新しさに気付けるはず。来年も出してみようかな▼最後は料理の食べ残し問題。さすがに雑煮と“おせち”はないが、帰省家人と囲んだ卓の“残務整理”が控える。冷凍済みだが、高年齢夫婦ならば餅を含めてひと月はかかろうか。共鳴読者がいると信じて恥さらし、食費が浮くと前向きに受け止める▼松の内明けの小欄。こんな正月雑感で申し訳なく先が思いやられる。

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