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2024/12/24
(火)
- 先日の本紙でもふれたが、人吉球磨で建物火災が相次いでいる。冬は空気が乾燥し、火事になりやすく、家や財産、時には人命をも奪う。火の元のチェックなど、これまで以上に“火の用心”を▼全国の火災原因を見ると増加しているのが電気関連で、たまったほこりに引火する「トラッキング現象」が多発。火の気がないと思われる場所からの発火に注意し、コンセント部分などの点検を怠りなく▼ネット上では、SNSに書き込んだ内容が多くの批判を受けることを「炎上」と呼ぶ。個人だけでなく、企業や全く関係のない人が予期せぬ被害を受ける恐れがある。ユーザーが面白半分で書き込んだコメントがあっという間に拡散し、取り返しが付かなくなることも多々▼現実の火災については、放火等を除き、起こしたくて火事にする人はいないだろう。地震など自然災害と違い、火災は普段から注意することで未然に防げるかもしれない。万が一の場合は何としても命を守ること▼よく耳にする「炎上商法」は、わざと批判を受けそうな投稿をして再生数等を稼ぐ手法。当事者が助けを求めたとしても、無責任な行動に差し伸べる手は誰も持ち合わせていない。