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  • 2024/04/17 (水)
  •  昨日、告示されたあさぎり町議選は、上記にあるように同町誕生後初の無投票に終わった▼同町の定数は当初22人だったが、18人、16人と減らし、4年前から14人に。郡内では、五木村、水上村で無投票を契機に定数が見直されて現在は8人。あさぎり町議会、町民は今回の無投票をどう捉えるのだろうか▼無投票の増加は、当地に限ったことではなく全国的な傾向。そこには議員のなり手不足が横たわる。こうした中、興味深かったのは、全国町村議会議長会が今月8日に公表した「町村議会議員のなり手不足対策検討会」の報告書▼報告書によると、令和になって無投票は27.4%にあたる254町村。辛うじて定数+1の無投票回避も3割を超える299町村あり、今後増加の可能性を予測。なり手不足と無投票がもたらす問題として、首長・執行部に対する監視機能弱体化、有権者の主権者意識低下などを挙げ、ひいては地方自治の危機につながると警鐘を鳴らす▼単に定数を減らせば、当選のハードルが上がり、なり手の立候補阻害にも。報酬を含め対策は簡単ではない。各業種の人手不足も深刻だが、議員のなり手不足にも関心を。

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