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  • 2023/05/25 (木)
  •  日本が四季の国とは周知のこと。さらに雨季を入れたら五季との意見もあるが、長梅雨ならば確かに納得かも。来月はじめには確実な入梅▼気になるのが梅雨の期間。郡市が該当する九州北部の場合、昨年は約40日で一昨年は約60日。過去10年間の平均は約42日ながら、洪水被害はやはり長雨の年に起こる可能性が高い傾向だ。ちなみに令和2年7月豪雨の年は約50日だった▼雨といえば先ごろ行われた運動会および体育祭は一部を除いて晴れ。その昔は高い空の下、露地ミカンを食べながらの秋の観戦が当たり前だったが現在は熱中症対策や秋行事対応、さらに“受験”による春移行と漏れ聞いた。季節感が常に変化するのは承知の上、郷愁を含めた個人的感想は秋▼加齢に伴い加速度的に変わる時の移ろいの中、四季に応じた季節変化は、私たちに癒やしと安らぎを与えてくれる。今や年間平均気温の上昇や食材を含めた季節感の喪失が気になる時代。それ故に有為転変、自然の変容や動きを感じ取れる共感能力の低下も危惧される▼ホタルシーズンインの郡市。梅雨が豪雨を連想させる場合もあろうが、ことしはその前の季節感を堪能し、心豊かな生活を。

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