- 2023/05/24 (水)
- 先週から各市町村で防災学習や避難訓練が相次ぎ、梅雨期が近づいてきたことを実感。参加者は体験を通じて災害時の対応や避難路を再確認したが、「天災は忘れた頃にやってくる」を警句に、絶えず学びの場を設けることが大切▼ただ、関係者や代表者だけの参加に終わっては意味がない。より多くの住民が参加するための工夫も必要。先日、人吉市で初開催された「防災アスロン」。防災とウオーキングを組み合わせ、被災地を歩きながらクイズで防災を学ぶ取り組みだったが、被災地復興の参加型イベントとして今後の広がりに期待▼こうした中、遠く離れた南海では早くも台風2号が発生。九州に接近するのか、今後の進路が心配。気象庁は、あすから線状降水帯の「顕著な大雨に関する気象情報」を最大30分早く発表する新基準の運用を始めるなど予測技術は日々進化しているが、一方で難しいのが地震▼今月に入り石川県、千葉県、鹿児島県などで震度5弱以上の地震が発生。震源は違っても、いつ、どこで起きてもおかしくない状況に変わりはない。つい空の方へ目が行きがちだが、足元にも意識を向け“揺れ”に対する備えもお忘れなく。
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