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2023/03/28
(火)
- 人知と技術は失敗や間違いを経て、夢と進歩など未来へ歩む力を得る。人の成長も同様に挫折や苦労で培った体験が確かな道と希望を導くと思えば、一定の前進には阻害要因が不可欠となる▼世界的疎外要因といえばロシアのウクライナ侵略。一向に収束気配を見せずわが国の食料安全保障問題をより顕在化させる。私たちが希求すべきは平和による平安と思うが、人類は度重なる争いを経験してきてもなお、際限なき大国のエゴと独裁者の欲望、宗教的差異と貧困による対立構図が一向に消えない▼国内外を問わず結果責任を負うべき政治の過ちもまた同様に繰り返されよう。それでもなお失敗から学び改善すべき循環過程成立への願いを諦めない国民が存在する限り、社会進歩への希望はいささかも薄れないと信じる▼そこで個人的に憂慮するのが北朝鮮。地勢的に九州と近い上、ほんの十数年前は「人工衛星」とうそぶいたミサイル技術も今や米国本土が射程圏内のＩＣＢＭ水準。さらにわが国越えの発射実験に加えた核保有疑惑となれば現実直視は当然だ▼果たして平和など夢物語か。わが子孫が中心に立つ時代が平和であれとの切望を諦めるわけにはいかない。
