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  • 2023/02/24 (金)
  •  ロシアのウクライナ侵攻が始まって1年。ロシアは軍事作戦として短期制圧をもくろんでいたようだが、ウクライナは屈せず戦線は拡大。停戦どころか終わりが見えない▼その影響は、新型コロナウイルスが世界に広がったように物価高騰が拡大。エネルギー、食料、資材と値上がりが続き、他地域では電気料の大幅値上げに原発の推進、再稼働もやむなしの声も。大きな状況変化が起きれば人の考え方も変化するが、政治や施策の方針転換は地域に困惑や軋轢を招く▼郡市でいえば、令和2年7月豪雨災害を機に動き出したダム問題。当初の川辺川ダムは、蒲島郁夫県知事の白紙撤回表明で休止状態だったが、流水型ダム建設へ舵を切り早期完成を目指して着々と進む。市民団体は、命も環境も守れないと反対を訴える▼1カ月後には統一地方選挙前半戦の県議会議員選挙、その後は7市町村で首長と議員選挙と続く。かつて川辺川ダムがそうだったように、今回は復興とともに流水型ダムの是非が争点に挙がる▼市内では、事務所開設や対話集会など立候補予定者たちの動きが活発化。春の陽気とともに前哨戦も熱気を帯びてきたが、市民の関心度やいかに。

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