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2022/09/30
(金)
- 長かった人吉市議会９月定例会は２８日に閉会。今議会最大の関心事として注目された議員定数については、現状の「１８」を「１６」に２削減する条例の一部改正案を賛成１５、反対１の賛成多数で可決した▼同市の議員定数は昭和２６年４月に「２４」、平成１１年４月に「２２」、同１９年４月に「２０」、同２３年４月に「１８」と、それぞれ２削減されてきた。今回改正された「１６」は来春に実施される統一地方選挙の議員選挙から適用される▼定数削減によって「市民の声が届きにくくなり、首長や執行部へのチェック機能が弱まる」という声もある。だが、同市が抱える「人口減少」のほか、市民の意向などを考慮した場合、今回の定数削減は避けては通れないことだろう▼議員が減ることによって議会機能を低下させることは絶対に許されない。さらに自己研さんを重ね、資質の向上を図り、市民の負託に応えることが重要になる。市民生活の向上のため、「議員としての使命をしっかりと果たしてほしい」と願う市民の声も多い▼議員削減を要望してきた同市町内会支部長会は「２人削減は少な過ぎる」と納得していない。それだけに今後の動きがどうなるのか注目だ。
