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  • 2022/09/16 (金)
  •  「進歩と民主主義、地方自治を守る」の社是を旗印に昭和33年9月15日に創刊した本紙は、きのう64周年の創刊記念日を迎えた▼創刊メンバーは鬼籍に入り、現在の主要スタッフは本紙創刊後に生まれた第4世代から第6世代に様変わりし、創刊当時を知らない。その状況の中でよき伝統を引き継ぎ、新たな取り組みへ挑戦しながら日々の新聞づくりに励んでいる▼四十数年前の入社時、創業者の石蔵正次社長や先輩から「人吉球磨で日刊の新聞ができるはずがないと数々の忠告を受けたが、それを振り切って新聞づくりをスタートさせた。創刊当時はとても苦しいものがあった」と聞いたことがある▼幾多の困難を乗り越え新聞づくりを続けられているのも、ひとえに読者をはじめ、郡市民各位の多大なるご支援があったればこそと社員一同深く感謝したい▼「おもしろくない」「もっと身近な記事を載せてほしい」など読者からの厳しい声や注文などもある。それに応えるため、記者は読者に特ダネや身近な話題を届けようと連日、郡市内外を飛び回っている▼来春には4年に一度の統一地方選挙の年で本紙の役割がまた問われよう。命題への挑戦は続く。

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