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2026/05/29
(金)
- 先日の本紙広告にもあったが、あさっての31日は世界保健機関(WHO)が定めた「世界禁煙デー」。同日から6月6日までは「禁煙週間」として禁煙を呼び掛けるが、愛煙家には耳の痛い話だろう▼昭和の時代、たばこは酒とともに大人のたしなみとして周囲に喫煙者が多かった。入社当時、先輩の多くが愛煙し、締め切り時間の編集部室には白い雲ができていた。自身は吸わなかったが、服に匂いがつくほどで今思えば受動喫煙だった▼その後、健康意識の高まりや度重なる値上げもあって喫煙者は減り、分煙化も進んだ。ことしの禁煙週間のテーマは「みんな知っている?たばこのルール」。熊本県では「やめたい」を支援する情報発信を行い、医療機関への相談を促す▼一方、原料となる葉たばこは、熊本県が耕作面積、生産量とも日本一。今月から収穫期を迎え、郡市の耕作者は連日作業に追われているが、需要減少に伴い10年前の263戸、536ヘクタールから現在は148戸、288ヘクタールへほぼ半減した▼日本たばこ産業(株)が買い入れるため、市場価格に左右されず収入が安定している郡市の基幹作物。健康のための禁煙と地域農業振興。産地だからこそ悩ましい。