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  • 2025/12/17 (水)
  •  年末へ向けて気忙しさが増してきたが、加えて慌ただしくなってきたのが球磨村▼村議会が松谷浩一村長に対する不信任決議案を可決。そのまま失職か、不信任を突きつけた議会を解散するのか、松谷村長の決断が注目されていたが、上記にあるように選択したのは自らの辞職。さらに議会も自主解散の道を選んだ▼この1年を振り返ると、全国の自治体で首長に対する不信任決議可決、議会解散、不信任再可決、失職による出直し首長選が注目を集めた。その最たる事例が静岡県伊東市▼今春、市長になった田久保真紀氏は、就任直後に学歴詐称問題が浮上。説明責任を果たさないまま、不信任決議を可決した市議会を解散、市議選後の議会は再可決し失職。出直し市長選には田久保氏ら9人が立候補。14日に投開票され、新人の元市議が当選し、混迷が続いた市政はようやく落ち着きを取り戻しそう▼また、前市長のセクハラ問題を巡り、伊東市と同じ手続きをたどった沖縄県南城市では14日に市長選が告示。前市長は出馬せず、新人同士の一騎打ちとなっている▼球磨村の場合は、予想外のダブル選挙へ。村民にとって慌ただしい新年になることは間違いない。

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