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~世界中の球磨んもん~ アフリカ・マラウイに暮らす!
山北 亜美さん(湯前町出身)
現地便り3 任期終盤迎えた思い (2018/05/23)
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病院そばのナーザリー(幼稚園~小学校低学年)の子どもたち
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とある休日。子どもたちと遊びたくなる
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スタッフの子どもが職場にいることもしばしば。みんなで面倒見ます
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大掃除は実習生も巻き込んで。掃除も5Sの一環
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時には協力的なスタッフとごみ拾い。ポイ捨てが習慣化している事も問題…
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病院そばのナーザリー(幼稚園~小学校低学年)の子どもたち
 青年海外協力隊のボランティアの任期は2年。2016年7月からマラウイ共和国に滞在し、もう終盤です。
 帰国した先輩方が、1年過ぎたら早いと言っていましたが、本当に早くて驚いています。
 私のメイン活動は“5S-KAIZEN”を通しての院内業務改善で、業務の効率向上、事故防止、スペースの有効活用を意識した環境整備の促進・定着です。(“5S”とは業務改善手法で、整理・整頓・清掃・清潔・躾の頭文字のSが由来)
 首都でオリエンテーション、看護師資格書き替えのための実習を終え、任地には1年8カ月ほど住みながら活動しました。
 活動を開始したころと比較して大きな変化は見られないものの、整理・整頓を意識した行動が見られるスタッフが増えたことは確かです。物品を使い終わったら元の場所に戻す、書類を種類別に保管する…日本人から見たら“そんなの子どもでもできるでしょう…”と思われるかもしれませんが、子どものころからそのような習慣のない彼らには簡単なことではないのです。
 このような小さな事の繰り返しで以前より働きやすいと感じれば次第に習慣化し、スタッフ間で広がれば、職場環境の改善につながっていくのだと思います。
 帰国が近づくにつれて、2年ぶりの日本や、家族、友人に会えることなど、楽しみな気持ちも増しますが、マラウイでの生活を振り返ることも多くなりました。
 看護師としては未熟で、反省することばかりで学びの多い日々だったように思います。
 残りの3カ月も安全と健康を第一にマラウイライフを堪能して、7月には帰国します。
 協力隊の目的の一つに「ボランティア経験の社会還元」があります。
 私自身、幼いころからの夢であった協力隊への応募、参加にはさまざまな出会いときっかけが重なり、実現できたものです。
 今度は自分が誰かのきっかけとなれるよう、協力隊OGとして今とは違う形で活動し、社会還元していきたいと思っています。
 球磨・人吉の人にマラウイを知ってもらい、アフリカや海外に興味を持ってもらえるようなことができればいいと思います。

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◇◇プロフィル◇◇
 やまきた・あみ、31歳。幼いころからの夢であった青年海外協力隊の看護師として、一昨年7月から活動中。写真は院長(左端)、看護師長(右端)と一緒
◇◇紹介地域◇◇
 アフリカ大陸南東部に位置する共和制国家。首都はリロングウェ、最大の都市はブランタイヤ。世界初の淡水の国立公園、マラウイ湖国立公園を始めとした保護地区や国立公園が数多く存在する。 
◇◇連載リスト◇◇
現地便り3 任期終盤迎えた思い (2018/05/23)
現地便り2 残り1年を迎えて (2017/09/26)
現地便り1 焦らず、ゆっくりと (2017/07/13)
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