ウクライナ単身潜入記 ―球磨工高卒・中村紫苑が見た戦禍の真実―
連載③ 平和と警報が交錯する首都キーウ(2026/04/09)
空襲警報が鳴るとシェルターへと変わる地下鉄駅。日常と隣り合わせにある「非日常」の瞬間
黒いリュックサック一つでウクライナ侵略の深部へと歩みを進めてきた球磨工高卒で人吉球磨を拠点に活動する写真家・中村紫苑さん(27)。南部オデッサ、前線ザポリージャを抜け、彼が3月29日にたどり着いたのは、学生が行き交い、一見平和を取り戻したかのような首都キーウだった。しかし、その日常も空襲警報一つで瞬時に地下シェルターへと追いやられる。死線を行き来する義勇兵の覚悟と、レンズ越しに見えた日本の未来に鳴らす切実な警鐘を伝える。