HOME

球磨川ラフティング協会 シーズン迎え祈願祭(2025/04/26) (2025/04/26)
./img/news/20250426041932_1.jpg7622
球磨川を望む河原で神事を行う関係者ら
 きょう26日に始まったゴールデンウイーク(GW)に合わせて、一般社団法人球磨川ラフティング協会(大石権太郎代表理事)の安全祈願祭が球磨村一勝地の球磨橋下の河原で行われ、球磨川に携わる全ての人の安全を願った。
 ラフティングは、ラフトボートに乗って急流を豪快に下るアウトドアスポーツ。“日本三急流”の球磨川は緩急が激しい箇所や岩場から飛び込めるポイントが点在し、川面から眺める絶景など観光客を中心に人気を博しており、球磨川下りやアユ釣りと並んで人吉球磨を代表するアクティビティとして成長した。
 同協会には現在、14社が加盟。熊本地震前は観光客や修学旅行などで年間4万人以上が利用していたが、地震や令和2年7月豪雨、新型コロナウイルス感染症などの影響もあり、昨年度の利用客は約1万人と約4分の1ほどだったという。
 水害以降、河川改修工事などが着々と進められる中、堆積土砂等で水深は浅くなったものの、川の流れが昔に戻りつつあるなど明るい材料も。GWから秋ごろまでの本格的なシーズンに入り、昨年以上の来客が期待される。
 好天の下、各社の代表者やガイドら約20人が集まり、朝早くから球磨川や大自然が一望できる場所に社を建てて午前9時に開式。
 一勝地阿蘇神社の尾方嘉春宮司が神事を執り行い、おはらいや祝詞奏上などの後、大石代表理事ら3人が玉串をささげ、今シーズンの安全を祈願した。
 その後、関係者は2班に分かれて河川調査に着手。球磨川下り渡発船場から球磨橋間、同橋から球泉洞駅下までをラフトボートに乗って下り、川底の状況や障害物など航路の安全をチェックした。
 大石代表理事は「ピーク時に比べて客数は減少しているが、これから盛り返していきたい。ことし1年、安全にラフティングを運行できるよう皆で頑張っていく」と話している。
ログインして続きを読む

トップへもどる