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球磨工業高校が11連覇 新コースを33チーム力走 人吉駅伝(2025/12/15) (2025/12/15)
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アクアパーク横広場をスタートする選手
 第72回人吉駅伝大会が14日、人吉市中神町のアクアパーク横の広場を発着点とするコース(6区間15.08キロ)で開かれ、中学生から一般の33チームが力走した結果、球磨工駅伝②が総合優勝。同校は11連覇を果たし、「人吉新聞社杯」が贈られた。部門別では、女子は人吉一中長距離女子、一般は人消RCAが1位に輝いた。

 人吉市と市教育委員会、NPO法人人吉市スポーツ協会の主催、市陸上競技協会、市スポーツ推進委員協議会の主管、本社後援。
 同大会は、師走の風物詩として令和元年までは同市の西瀬小学校を発着点とするコースで開かれ、令和2年7月豪雨やコロナ禍の中止期間を経て同5年から同町周辺となり、ことしは同町の遊水地の工事に伴い球磨川左岸の大柿地区を走る新コースで開催した。
 中学男子6チーム、高校男子9チーム、女子4チーム、一般14チームの計33チームがエントリー。
 午前8時40分から同広場で開会式が行われ、溝口尚也副市長は「たすきをつなぎ、仲間との結束を強めてほしい。それぞれのペースで元気いっぱい頑張ってください」とあいさつし、来賓の溝口幸治県議が激励。
 球磨工駅伝②チームの秋丸道さんが「豊かな自然に囲まれた人吉の地で走れること、復興へ歩み続ける地域、支えてくださる全ての方々への感謝を胸に最後まで走り抜きます」と宣誓した。
 時折り雨が降り冷たい風が吹く中、各区間の選手は入念にウオーミングアップをしてスタート位置へ。午前9時45分に溝口副市長が号砲を鳴らすと、中継地点を目指して一斉に駆け抜けた。

●2区以降、首位守る レース後は抽選会に沸く
 1区は、人吉高校Aの尾方瑛基さんが飛び出して1位でたすきリレー。2区以降は球磨工駅伝②が前に出て白熱したレースを展開。
 球磨工駅伝②は、終始安定した走りを見せ、アンカーの増田琥生さんが両手で人さし指を立てて喜びを表しながらゴール。約5秒差で同駅伝①がゴールした。
 大柿コースの沿道には地域住民らが応援に駆け付け、懸命に走るランナーに「頑張って」「抜かれるな」と大きな声援を送っていた。
 優勝した球磨工駅伝②の蓑毛悠琥さん(16)=錦町西=は「1年生の時は3位だったので、優勝できてうれしい。練習を積んで来年の高校総体や高校駅伝につなげたい」と話していた。
 閉会式後は、お楽しみ抽選会が開かれ、志波典明教育長を振り出しに賞品が当たった人が次のくじを引き、タオルやリュックサック、入浴券などを受け取っていた。
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