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豪雨災害から2000日 記憶と教訓 LINEで発信 球磨村(2025/12/24) (2025/12/24)
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災害当時の記録を保存する球磨村防災センター
 球磨川流域に甚大な被害をもたらした令和2年7月豪雨から、きょう24日で2000日を迎えた。死者25人、世帯数の約35%の建物が被災した球磨村では公式LINEで2000日を伝え、子どもたちは地域の災害リスクや備えなど、経験を教訓として発信した。

 令和2年7月豪雨は同月3日の夜から4日の朝にかけて熊本県南部を中心に猛烈な雨が降り続き、人吉球磨は各地で統計史上最大の降水量を観測。球磨地方には初めて大雨特別警報が発令され、河川氾濫による浸水被害や土石流など、各地で甚大な被害が発生した。
 球磨村は“あの日”の記録、記憶を教訓として伝えるため、役場防災センターに当時の状況と対策本部の対応を書き込んでいったホワイトボードを保管。会議室には「令和2年7月豪雨から○日目」と毎日カウントを書き込み、防災強化へ記憶と教訓を刻み続ける。
 きょうは午前8時半に公式ラインで「あの日から2000日」と発信。線状降水帯による豪雨災害で村は25人の尊い命を失ったことを振り返り「令和2年7月豪雨災害の記憶を風化させることなく、当時の教訓を次の世代に繋ぐことは我々の使命」と呼び掛けた。
 さらに、自然災害はいつ、どこで発生するか分からないと言及。昨年1月1日に正月の団らんを襲った能登半島地震にふれ「災害は忘れたころにやってきます」と日ごろの備えの大切さを強調した。

●清流学園は防災学習発表
 球磨清流学園(恒松龍治校長)の5~8年生の代表15人は20日、益城町のグランメッセ熊本で開かれた第4回熊本スーパーハイスクール全体発表会「県立高校学びの祭典」にポスター発表で参加し、地域の災害リスクや備えなど、防災学習の取り組みを発信した。
 県立高校50校が一堂に会し、探究活動のポスター発表やステージ発表、音楽演奏や書道パフォーマンス、企業と共同開発した商品の販売、各種体験など、日ごろの取り組みの成果を発表する祭典。
 本年度は小中学校や義務教育学校からも11校がポスター発表で参加し、昨年度から県教育委員会の防災教育研究推進校に指定されている球磨清流学園は義務教育学校と人吉球磨から唯一、参加した。
 5年生は、わが家の防災ブック作りに取り組んだことを発表。防災バッグに入れる持ち出し品の内容や現地学習で学んだ村内の災害リスク、各家庭で取り組んだ命を守る家族会議を紹介し、安全に避難する方法はクイズ形式で楽しく伝えた。
 6~8年生は生徒が作成したオリジナルの防災マップを基に、川沿いや山間部など同じ村内でも地域によって異なる災害のリスクを説明。ハザードマップや避難の方法、持ち出し品を確認するなど、普段から備えておくことの大切さを挙げた。
 6年生の上蔀倖晟君(11)は「球磨村は豪雨の時にどうなるか、どんな準備をしたらいいかについて発表しました。緊張したけれど練習より本番の方がうまく伝えられたと思います。友達と一緒に高校の体験コーナーを回り、科学展の展示も楽しかった」と話した。
 なお、人吉球磨にある県立の高校・分校からもステージやポスター発表、展示、販売や学校紹介に参加した。
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