HOME

更新履歴
特集 あすまで 感謝セール(かわら版) 2025/04/24

ニュース 治水学習会で阿部さんが現状講演 2025/04/24

ニュース 五木村 日産自動車と連携協定 2025/04/24

ニュース 水上村の松田さん 「オレンジ大使」に任命 2025/04/24

瀬音 瀬音を更新しました 2025/04/24

特集 中山 義久さん(話題の人にインタビュー) 2025/04/23

ニュース 五木村子別峠 九州唯一の夏秋イチゴ生産 2025/04/23

ニュース 山江村社会福祉協議会 活動誌「地域のこし」作成 2025/04/23

瀬音 瀬音を更新しました 2025/04/23

ニュース 相良村議選 振り返る 投票率 過去最低 2025/04/22

ニュース 木村知事が県政巡り授業 ひとよしくま 熱中小学校 2025/04/22

ニュース 相良村 新緑の中、新茶の摘採始まる 2025/04/22

瀬音 瀬音を更新しました 2025/04/22

ニュース 相良村議選 現、新、元職10人当選 2025/04/21

ニュース 県立高校 ヘルメット着用を義務化 2025/04/21

ニュース 相良村新村橋の路面にカラフルな虹描く 2025/04/21

瀬音 瀬音を更新しました 2025/04/21

ニュース 五木村の物産館「山の幸」が新装オープン 2025/04/19

ニュース 安全運航と観光復興願い 球磨川くだりの川開き祭 2025/04/19

ニュース 球磨村のさくらドーム仮設団地撤去 跡地は交流拠点施設計画 2025/04/19

治水学習会で阿部さんが現状講演(2025/04/24) (2025/04/24)
./img/news/20250424051333_1.jpg7618
最上小国川ダムの状況を説明する阿部さん
 山形県の最上小国川で完成から5年が経過した流水型ダムを題材にしたダムによらない治水学習会は19日、人吉市の東西コミセンで開かれ、「最上小国川の清流を守る会」幹事の阿部修さんが河川環境や観光への悪影響について講演した。
 国土交通省が相良村の川辺川に建設を計画する大規模な流水型ダムに反対する川辺川現地調査実行委員会の主催。ダムによらない復旧・復興を求める人吉・球磨の会、子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会、川辺川利水訴訟原告団で構成する。
 最上小国川ダムは川辺川ダムよりも規模は小さいが同じ流水型ダムのため、同会の活動から今後のことについて学ぶもの。
 実行委員を代表し、林通親さんが「ダムが観光資源として成功した事例を聞いていない。五木村と相良村が犠牲にならない治水を望む。地域分断を招くのがダム治水の大きな欠点」とあいさつ。
 阿部さんは「最上町の町長はダム建設に喜んでいるようだが、住民にとっては困った状況が起きており、温泉街の人たちは本当に困っている。観光面でも穴あきダムに見どころがなく、地域への貢献は期待外れ」と切り出した。
 「建設後の豪雨で穴あきダムの本質的な欠陥が証明された」として、濁水の長期化するデータに基づいて説明し、「川が持つ本来の再生機能を失った。建設前は一晩たてば濁りも収まっていた。雨のたびに濁水となる」。洪水時、町は避難指示を発令したことにもふれ、「内水被害の不安は払拭できない。何のためにダムがあるのか」と述べた。
 地元の漁業協同組合については「漁協補償を求めない代わりに年間500万円を10年間受け取る期限を終えて、今後、財務状況は悪化する。おとり鮎券の販売数、漁獲量ともに減少している」。
 今後の活動として①公開資料は保存②現象が起きたらまず記録③多面的な見方を取り入れる④一般市民によるネットワークを構築⑤地方の運動を大都会の人に伝える―の5点を伝え、「全国各地で起きているダム問題の住民団体が横のつながりを深めながら、都市部に波及させていくべき」と訴えた。
 相良村四浦の住民は「川から魚が減っており、ダムができたらもっとおかしくなる」、川漁師は「五木村の上流にある2つの砂防堰堤からの濁水が問題」と述べた。
ログインして続きを読む

トップへもどる