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治水と環境の両立は? 事業進捗状況を共有 流水型ダム(2025/12/22) (2025/12/22)
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ダム事業の進捗や今後のスケジュールなどを確認した会合
 「新たな流水型ダムの事業の方向性・進捗を確認する仕組み」(座長・亀崎直隆県副知事)の会合は20日、人吉市鬼木町の中小企業大学校人吉校で開かれ、ダム事業や五木村と相良村の地域振興、森林づくり等の取り組み状況を共有した。
 同組織は、国や県、球磨川流域12市町村の首長および代表住民、団体代表、有識者らで構成。新たな流水型ダムが安全・安心を最大化するものであるとともに、環境に極限まで配慮し、清流を守るものとして整備されているかを確認する場として毎年12月に開催しており、4回目。
 午後2時に開会し、亀崎副知事のあいさつの後、国土交通省九州地方整備局川辺川ダム砂防事務所の栗原太郎所長が新たな流水型ダム建設事業の進捗状況、県の担当者が環境保全措置の具体的な取り組みについて説明。
 昭和44年4月の川辺川ダム建設事業着手後、代替地(宅地)と549世帯の家屋移転は完了。用地取得の進捗率は99%で、地権者との用地補償等に係る基準は全て妥結した。
 先月は、球磨川漁業協同組合と漁業補償契約を締結。同組合が要望した魚族の生息や繁殖環境の保全・創出に関する計18項目については関係機関が一体となって順に対応し、事業実施に伴う環境への影響の最小化等を取り組みを進める。
 来年度は、令和9年度からのダム本体基礎掘削工事の着手に向けて、仮排水路トンネル内の河床環境の整備や魚道設置、土砂や石の搬出のための道路整備を実施する予定。3月に設置した環境保全対策アドバイザリー会議では有識者らの助言を受けながら技術的検討等を行う。
 その他、県管理区間における河川環境の整備と保全、「緑の流域治水」関連で森林資源の循環利用、林地保全など森林に関する取り組みを紹介した。

●アユ遡上、餌に懸念の声
 流域の代表住民や分野別の代表者からは、ダムの早期完成や環境保全へに対する意見や要望が相次いだ。
 住民代表は、これまでの経緯を踏まえて「水害から5年がたち、やっとハード事業が出来上がってきた」「完成までに水害が発生するかもしれないとの不安を抱えている」「上流の皆さんの理解があるからこそ中・下流域の被害が食い止められる。引き続き丁寧な説明を」などの意見が出された。
 球磨川漁協の堀川泰注組合長は「ダム本体の河床部放流設備を魚が本当に遡上できるか不安がある。(濁りの原因となる)堆積土砂は山腹崩壊によるものなので対応をお願いしたい」。
 自然観察指導員熊本県連絡会のつる詳子会長は、河川環境や生態系に与える影響についてただし「水温上昇がアユの餌となる珪藻類に悪影響を及ぼす」と指摘。どのくらいの濁りが続く可能性がどのくらいあるか詳細なデータの提示を求めた。
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