人吉球磨の復興に関する記事
大会での活躍を誓った生徒ら
晴れ着姿で式典に臨む今年度の新成人
きれいな振り袖姿で参加した女性たち
「ひごラボ」の覚書を締結した
「しろがね号」に乗り込むアニメファンら
くま鉄のツアー客をもてなす高校生
新店舗前で行われたテープカット
臨時記念列車に「出発進行」の合図を送る小林君(左)と岩野さん
境内に設置された竹灯籠
くま鉄の列車を載せて陸送する特殊トレーラー
水害からの復興を願う無数のランタンが人吉の夜空を彩った
植樹祭に参加した市川海老蔵さんと児童ら
2年ぶりに人吉市の夜空を彩った大輪の花
宿泊客を出迎えた堀尾女将たち
救助訓練に取り組む消防職員
クリの皮むきをする参加者
稲刈りに汗を流す子どもたち
橋詰さん(左)から青井阿蘇神社のことを聞く大学生
10月1日にプレオープンする人吉旅館と堀尾女将
11日から販売される復興サイダー
丁寧にうなぎを焼き上げる4代目の元気さん
農園で収穫した野菜を手にする入居者たち
地元の味が詰まった緑屋本店のお中元セット
球磨中体育館で行われた追悼式
穴窯から「福幸盃」を出す田中さん
蓮池で咲き始めたハスの花
那良口駅を訪れた矢部さん(右)と徳永さん
力強い演奏を披露する人吉ねぶか太鼓のメンバー
川内川から花を送り出す参加者
人吉スポーツパレス小アリーナで行われた犠牲者追悼式
被災した「千寿園」で献花し手を合わせる蒲島県知事
被災写真パネルなどを展示するセンター
住民と一緒に飾り付けを楽しむ園児
災害ボランティアに汗を流す選手たち
義援金ときじ馬のルアーを手渡す増田さん(右)
イスミ本店跡地で行われた起工式
被災した集落センターの木製デッキで開かれた「青空サロン」
営業再開に向け研修を受ける職員たち
開通後に地元住民の車の往来が多く見られた「相良橋」
松岡隼人人吉市長の点火棒からトーチに点火する最初のランナー中神宏さん
学生ボランティアらと交流を深める被災者
水害を乗り越えて仮オープンした鍋屋本館
下原田町の高台に設置された仮施設
被災者を歌で励ます加藤さん
よみがえった写真に涙する被災者の中津さん
開業を目指し整備中の「幸盛亭」
ハスの根を植え付けるボランティア
人吉の未来について意見を交わすパネリストら
閉店後のシャッターに描く大学生たち
見習い運転士として訓練を受ける本田さん(左)
テープカットする関係者たち
JR人吉駅前に設置されているドラゴンランタン
昨年7月豪雨からの復興を願って製作した竹灯籠の光で彩られた鍛冶屋町公園
従業員も参加して行われた起工式
式典でテープカットを行う関係者
7月に開業予定の観光拠点施設「HASSENBA」
半年ぶりに作動を再開したからくり時計
祖父、父の下で修業中の10代目・蓑毛勇さん
出来たてのラーメンを運ぶ原田さん(中央)
最後に完成した鬼木仮設団地
アメリカから輸入したトレーラーハウスと瀬河さん夫婦
スクールタクシーに乗り込む児童たち
「命の食」を届けるキッチンカー
御神木前まで御神輿2基を引く子どもたち
人吉市の夜空を彩った復興祈念の花火
仮橋設置(中央)が完了し通行が再開された「西瀬橋」
完成した人吉城跡仮設団地
西瀬橋の復旧作業が進む中、乾いた泥が舞い上がり、かすむ人吉市街地
11日午後2時半ごろ、人吉市下青井町で災害廃棄物をリレー形式でトラックに積み込む自衛隊員
堤防を越えて球磨川の濁流が流れ込む大橋下流右岸
2022/01/31
皆様のご支援ありがとうございました
令和2年豪雨災害に見舞われた熊本県南部に位置する人吉球磨地域の復旧復興を目指し、一昨年に実施したクラウドファンディングは、全国から多くの温かいご支援とご声援を賜り、おかげさまで所期の目的を達成することができました。皆様からのご支援により、弊社ではこれまで「仮設住宅へ日刊人吉新聞の無料配布」「仮設商店街の無料広告掲載」「応援メッセージ掲載」を実施。また、弊社ホームページ内に「災害復興特設サイト」を開設し、「復興に関するニュース」を1年間、広く発信して参りました。多大なるご支援に改めまして心より感謝申し上げます。
弊社ではこのほか、全国の地域紙の協力を得て地場産業のひとつ「球磨焼酎」の販売促進を図ったほか、会社と社員有志による被災者への寄付活動にも取り組んできたところです。人吉球磨地域の日刊紙として役立つ情報を提供し、復興までの長い道のりを読者と共に歩んでいくことをお誓いすると共に、人吉球磨を応援していただきました全国の多くの方々との絆を大切にしながら、日々の報道に努めて参ります。
現在、被災地では家屋の解体工事が進み、空き地が広がっています。生活再建の目途がたたない被災者は多く、商業地や鉄道の復旧、球磨川流域の治水問題など解決すべき課題は山積しています。それでも私たちは、歴史と自然と観光資源に恵まれた情緒豊かな「人吉球磨地域」が、いつの日か再び、皆様を精一杯おもてなしできるその日を思い描き、復興に向けて頑張って参ります。
これからも、人吉球磨地域に対しましてご支援賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
株式会社人吉新聞社
社員一同
2022/01/06
大会躍進誓い初漕ぎ 復興と球磨川再生願う

人吉高校(前田浩志校長)と球磨工業高校(原田茂校長)のカヌー部員らの初漕ぎが3日、人吉市下新町の球磨川くだり発船場周辺で行われ、生徒らは令和2年7月豪雨災害の一日も早い復興を願うとともに、例年とは違う練習環境でも頑張り、大会で活躍することを誓った。
2022/01/05
復興へ「力になりたい」 1年遅れ前年度式典も

球磨郡9町村で成人式が行われた4日、球磨村では今年度と、新型コロナウイルス感染拡大防止のため1年間延期となっていた昨年度の成人式が午前と午後に一勝地小学校体育館で行われ、出席者らは就職、進学の近況や目標だけでなく、令和2年7月豪雨による被災から前を向き始めた郷土の復興への貢献も誓い合った。
2022/01/04
被災心に刻み復興誓う 成人式

令和2年7月豪雨からきょう4日で1年6カ月。被災から2年目の新年を迎え、復興道半ばの人吉市では3日、2年ぶりとなる成人式が人吉第一中学校の体育館で行われた。球磨郡9町村は、きょう4日に開催され、10市町村合わせて新成人949人の門出を祝った。
2021/12/27
復興へ「ひごラボ」発足 困り事解消へ連携

昨年7月豪雨からの創造的復興に向け、JICA(国際協力機構)と熊本県が連携した全国初の新たな取り組み「ひごラボ」が、23日に発足した。企業などからのビジネス、提案と地域の困り事をつなぐ。
JICAは、新型コロナウイルス感染対策で海外協力隊が海外に赴任できないため、訓練生8人が人吉球磨の被災地で訓練として支援活動を行っている。さらに、海外の途上国支援などで培ったノウハウを生かし、被災地の復旧、復興を後押しするもの。
2021/12/22
くま鉄乗車に多彩な体験 復興支援へファン楽しむ

令和2年7月豪雨復興支援イベント「レヱル・ロマネスクサミットin人吉」が18、19の両日、郡市で開催され、参加者約80人は部分運行を始めたくま川鉄道の特別貸し切り列車「しろがね号」乗車など、復興へ向かう人吉球磨の多彩な体験を楽しんだ。
2021/12/16
列車活用し観光復興へ ツアー客を案内、もてなす

昨年7月豪雨から一部復旧し、部分運行で再開したくま川鉄道と沿線の4高校が連携した人吉復興ツーリズムのモニターツアーは11、12の両日、湯前駅~人吉温泉駅の区間で開かれ、高校生がガイド、カフェなどで乗客をもてなした。
列車を活用した観光を盛り上げようと、同鉄道が企画。南稜、球磨中央、球磨工、人吉高校が協力した。
2021/12/10
九日町のにぎわい復興へ 店舗再建しオープン

昨年7月豪雨から1年5カ月がすぎ、甚大な被害を受けた人吉市九日町通りのスーパーマーケット「イスミ本店」が、きょう10日から現地でグランドオープン。市中心市街地の顔が戻り、大勢の人たちは「復興への光に」と喜んだ。
2021/11/29
復興へ田園列車出発 くま鉄部分運行再開

昨年の7月豪雨で甚大な被害を受け全線運休していたくま川鉄道が28日、錦町の肥後西村駅~湯前駅間18.9㌔で部分運行を再開。湯前町の湯前駅レールウイングでは出発式が行われ、関係者や詰め掛けた住民らは約1年5カ月ぶりとなる地域公共交通の復活を祝った。
2021/11/22
地域に元気願い竹明かり 住民製作300個境内設置

相良村柳瀬の十島菅原神社で20、21の両日、竹灯籠を使ったライトアップイベント「十島灯すVol3」が開かれ、住民らが製作した約300個の飾りを照らす色とりどりの光が境内を彩った。
2021/11/18
運行再開へ列車大移動 昨夜、トレーラーで国道走る

昨年7月豪雨から1年5カ月ぶりの運行再開に向け、くま川鉄道(株)(永江友二社長)は17日夜、人吉温泉駅の列車3両を特殊トレーラーに積載し、部分運行の拠点となるあさぎり駅に陸送した。運転士の練習、試運転など本格的な準備を進め、28日から肥後西村~湯前駅の区間で運行を再開する。
2021/11/15
復興の光 夜空彩る スカイランタンフェスティバル

令和2年7月豪雨で被災した人吉市を温かい光で照らす「人吉スカイランタンフェスティバル」は13日、人吉城跡ふるさと歴史の広場で開かれ、復興への願いを込めた450個のランタンが初冬の夜空を彩った。
2021/11/01
流域復興へ森づくり 海老蔵さんらコナラ300本植栽

昨年7月豪雨災害からの人吉球磨地域の復旧、復興を祈念した植樹祭が31日、山江村万江の山林で開かれ、歌舞伎役者の市川海老蔵さんと地域の緑の少年団が豊かな森づくりへ向け、コナラの苗木300本を植えた。
2021/10/25
希望の大輪 秋夜彩る 追悼と復興願い3000発

令和2年7月豪雨の犠牲者への追悼と復興を祈念する第66回人吉花火大会は24日夜、中川原公園を会場に開かれ、晩秋の夜空に3000発の花火が打ち上げられ、復興へと向かう被災地に希望の光を照らした。
2021/10/09
支援に感謝 笑顔で出迎え 災害乗り越えプレオープン

昨年7月の豪雨災害を乗り越え、創業84年の国登録有形文化財である人吉旅館(人吉市上青井町)が、1日から1年3カ月ぶりに営業の一部を再開した。多くの協力、励ましによる再建の恩返しとして、初日は3代目女将の堀尾里美さんらが最高の笑顔でお客さんたちをもてなした。
2021/10/02
救助用水上バイク導入 災害にも備え操船訓練

昨年の7月豪雨災害を受け、人吉下球磨消防組合(豊永浩消防長)は水上バイクの機動力を生かした迅速な救助を発災時に行うため、県内で2例目となる同バイクを新たに導入。操船訓練を先月30日、人吉市下新町の球磨川で実施し、同署職員約20人が操作感覚の確認を行った。
2021/09/24
「やまえ栗」皮むき難しい 復興交流事業25人体験

山江村の秋を代表する「やまえ栗」の皮むきフェアが、22日午後6時半から同村山田の「時代の駅むらやくば」で開かれ、参加者はおいしいクリの料理を楽しみに交流を深めた。
NPO法人「かちゃリンクやまえ」(横山浩之理事長)の主催。
「やまえ栗」は、昭和天皇にも献上された歴史があり、「やまえ栗」を知ってもらおうと、昨年7月豪雨の被災から復興に向けた交流事業の一つとして初めて企画した。
2021/09/23
くま鉄復旧願い稲刈り 支援米の販売益を寄付

あさぎり町の剣道道場「あさぎり翔成館」(上杉謙一館長)の子どもたちは19日、同町上北の田んぼで稲刈りに汗を流した。
収穫した米の販売益は、昨年の7月豪雨で被災し全線運休が続くくま川鉄道に寄付する。
2021/09/17
人吉復興へ魅力広報 健康テーマに取材活動

令和2年7月豪雨復興事業の一環で「ウェルネス」(心と体の健康)をテーマにしたプロジェクト「オープンウェルネスシティ人吉」の実現を目指し、熊本市内の大学生でつくる「人吉復興学生アンバサダー」が人吉市で取材活動を続けている。
同事業は、地域の未来を担う若者の人材育成や雇用創出などに取り組む一般社団法人フミダス(濱本伸司代表理事、熊本市)が企画。水害後に復興プログラムを策定し、副業人材と企業のマッチング、若者の雇用創出などさまざまな事業に取り組んでいる。
2021/09/04
復旧中の人吉旅館 立ち寄り湯で温泉復活

昨年7月豪雨から甚大な被害を受けた人吉市上青井町の老舗旅館で国登録有形文化財の「人吉旅館」が、10月1日のプレオープンを前に、今月15日から復旧した源泉掛け流しの温泉で立ち寄り湯を始める。
2021/09/04
青井神社復興へサイダー 発売前に祈願

令和2年7月豪雨により甚大な被害を受けた国宝・青井阿蘇神社(人吉市上青井町)を支援しようと、復興支援事業に取り組む一般社団法人ムーブメント人吉(黒木俊明代表理事)は4日、同事業第2弾の「復興サイダー」の発売を前に同神社で祈願祭を開いた。
復興サイダーは、サイダーのオリジナル製品の製造業者として国内最大の(株)友桝飲料の協力で完成。
神社の狛犬や寺社の金剛力士像で見られる一対の「阿吽」をイメージし、2種類のラベルを製作。同神社の福川義文宮司が文字起こしをした「福光彩」と「福幸祭」がプリントされ、水神をモチーフに復興に向かうエネルギーの象徴として龍が描かれている。
2021/08/11
被災した“老舗の味”復活 上村うなぎ屋

令和2年7月豪雨で被災し、休業を余儀なくされていた創業114年の老舗「上村うなぎ屋」(人吉市紺屋町)は10日、1年1カ月ぶりに営業を再開し、続々と来店した常連客が復活した老舗の味に舌鼓を打った。
2021/08/07
復興の一歩は食べること 入居者5人が野菜作り

人吉市下原田町の下原田第一仮設団地横の畑に「下原田仮設農園」が開設され、入居者5人が野菜作りを楽しんでおり、昨年の7月豪雨による被災後の生活や復興へ向けた励みとなっている。
現地の畑を提供したのは、同町西門の田中和夫さん(74)。近くの石水寺の「海棠まつり」に関わり、「まつりでは地元中原校区の人たちにお世話になった。被災した人たちに何かできないか」と考えていたという。
2021/08/05
豪雨災害乗り越えて 店舗も「復興の一助に」

8月のお盆を前に、スーパーマーケットやギフトショップ、コンビニエンスストアなどには「お中元」の商品やサンプルの陳列棚が特設され、特産品や涼を感じる飲食物、日用品など趣向を凝らした贈答品が並んでいる。
みそ・しょうゆの醸造と販売などを手掛ける明治35年創業の緑屋本店は、人吉市紺屋町の紺屋町店が昨年の7月豪雨で約4㍍浸水。1年後の先月にリニューアルオープンした。
2021/08/02
犠牲者25人を追悼 悲しみ深く 復興願う

令和2年7月豪雨で25人が犠牲になった球磨村の追悼式は1日午前10時から球磨中学校体育館で行われ、遺族らが祭壇に花を供えて犠牲者の冥福を祈り、村の復興を誓った。
2021/07/29
復興願い「福幸盃」 穴窯・梓 社務所廃材と土使い

昨年の7月豪雨で被災し解体された国宝・青井阿蘇神社の社務所の廃材を薪に現場の土を陶土に使って復興を願う「福幸盃」の窯開きが28日、人吉市中神町中尾の「穴窯・梓」で行われ、焼き上がった約500個が取り出され、関係者たちに披露された。
2021/07/13
復興へハス開花 青井阿蘇神社

昨年7月豪雨の土砂流入から復活を目指す国宝・青井阿蘇神社の蓮池で、白い大輪の花が咲き始めた。
奉賛会を中心に蓮池復活プロジェクトを立ち上げ、昨年10月に土砂撤去と合わせて、生き残ったハスの根を採取、保存。ことし3月には大勢のボランティアの協力を得て植え戻し、今夏の開花を祈願していた。
2021/07/10
“秘境駅”訪ね復興願う 駅ノートつないだ縁

平成31年2月に列車の旅で球磨村のJR那良口駅へ旅人が絵やメッセージを自由に書き込む「駅ノート」を置いていた広島県在住の矢部達夫さん(51)が豪雨災害から1年の節目に「復興の力になりたい」と、有志と共に沿線の駅を訪ねた。
2021/07/05
人吉市街地 久々に活気 和太鼓演奏など催し多彩

昨年7月、水害で大きな被害を受けた人吉市街地で4日、さまざまな復興イベントが開かれた。札の辻交差点付近など一部が歩行者天国となり、建物の解体が進む中心市街地は久しぶりに多くの人でにぎわい、夜は球磨川で花火が打ち上げられ、市民らは夜空に咲く大輪の花を見上げながら早期復興を願った。
2021/07/05
住民ら鎮魂の花おくり 豪雨犠牲者を追悼

昨年の7月豪雨で球磨川や支流の氾濫、土石流などが発生した球磨村神瀬では4日、復興祈願祭と一周忌の合同追悼法要があり、100人を超える参列者が球磨川水系の川内川に鎮魂の花を流した。
2021/07/05
豪雨1年 冥福祈る 遺族の悲しみ新たに

「令和2年7月豪雨」から1年を迎えた4日、甚大な被害を受けた人吉市と球磨村で追悼と復興へ向けた式典や行事が行われ、関連死を含めて郡市で犠牲となった47人の冥福を祈り、これからの復興を誓った。
2021/07/03
蒲島知事が献花

高齢者14人が犠牲となった同村渡の特別養護老人ホーム「千寿園」ではきょう3日、献花台が設置され、雨の中、蒲島郁夫県知事が献花し、手を合わせて犠牲者の冥福を祈った。
2021/07/01
市の復興、観光発信へ 「COCO Kara」開所

昨年の7月豪雨から1年を迎えるのを機に、人吉市の復興、観光を発信するビジターセンター「COCOKara(ここから)」が、1日から人吉市九日町の肥後銀行人吉支店1階ホールにオープン。
愛称の「COCOKara」は、人吉球磨の小、中学校に公募した結果、人吉東小学校6年生の馴田一迦さん(11)の作品に決定し、「全ての始まりはここから」「この場所から見て」「これから新しい町、新しい歴史が始まる」「心からおもてなし」などの意味が込められている。
2021/06/30
復興願い七夕飾り 球磨村渡仮設団地

球磨村の渡保育園(上田博孝園長)の園児約40人は29日、同保育園近くの総合運動公園一帯に建つ仮設団地を訪れ、昨年の7月豪雨からの一日も早い復興や健康を願って住民と一緒に七夕飾りを笹竹に飾り付けた。
2021/06/29
地域貢献へボラ活動 復興野球教室も開催

プロ野球独立リーグ・九州アジアリーグ所属の熊本県初のプロ野球チーム「火の国サラマンダーズ」の選手ら30人は26日、昨年の7月豪雨で甚大な被害を受けた人吉球磨を訪問。災害復旧ボランティア活動や復興野球教室を開き、住民らと交流した。
社会貢献活動を企業理念に掲げている同チームが、地域交流活動の一環で初めて企画したもの。選手らは、ボランティア活動と野球教室の2班に分かれて活動を行った。
2021/06/26
「きじ馬ルアー」被災地復興支援 人吉市へ義援金

人吉市の郷土玩具「きじ馬」をモチーフにした復興ルアーによる支援として、7社オリジナルのルアー販売を企画した熊本市東区、増田敏一さん(49)ら2人は24日、市役所の市長公室を訪れ、多くの支援で集まった29万3242円を寄付した。
2021/06/21
復興へ向け起工式 人吉市九日町イスミ本店

昨年7月豪雨被災からの復興へ向け、人吉市九日町のイスミ本店跡地で19日、イスミ商事(株)(高見智喜社長)の起工式が行われ、ことし11月のオープンを目指して新築工事の安全を祈願した。
1階と地階が被災した3階建ての旧本店は今月解体を終え、昨年11月からは仮店舗で営業を再開している。
2021/06/16
被災住民集い交流 「青空サロン」和気あいあい

昨年の7月豪雨で甚大な被害を受けた人吉市中神町大柿地区(一橋國廣町内会長)で15日、「青空サロン」が開かれ、被災後離れ離れになった住民たちが農村集落センターの木製デッキに集い、近況話に花を咲かせた。
同地区は、球磨川の氾濫で住宅や農地など集落全体が被災。住民の多くが集落を離れて仮設団地やみなし仮設などで生活している。
被災前の6月までは同センターで地域の縁がわ「紅取交流サロン」を毎月第3土曜日に開催。デッキで自家野菜等のフリーマーケットなどが開かれ、住民の交流の場となっていたが、被災後は途絶えたまま。
再び住民たちが集う場をつくり、コミュニティーの再生にもつなげようと、4月に同センター敷地内にあるフジの花見を兼ねて「青空サロン」を開催。社会福祉協議会やボランティア団体の協力を得て2カ月に1回のペースで開設することになった。
2021/05/31
あゆの里8月30日営業再開 人吉復興の光明に

球磨川を望む中心市街地に建ち、令和2年7月豪雨の被災から休業している人吉市九日町の温泉旅館「清流山水花あゆの里」が8月30日に営業を再開、あす6月1日には予約の受け付けを開始する。
これまで以上に上質でありながら心休まる“おもてなし”を提供していこうと「寛雅和楽」を新たなコンセプトに掲げ、新入社員を含む約80人が30、31日に近くの肥後銀行2階で接客研修を受講。
部署を超えて心を一つに、待望のグランドオープンに向けて接遇の技術や心を磨く。
2021/05/21
相良橋きょう通行再開 地域住民ら復旧喜ぶ

昨年の7月豪雨で流失し、仮橋での復旧工事が進められていた球磨村の一般県道325号(遠原渡線)に架かる「相良橋」が、きょう21日午前6時から通行可能になった。早期復旧を望んでいた地域住民らは大変喜んでいる。
同豪雨発災後、国土交通省は八代市から人吉市間の国道219号の他、県道等や流失した橋梁10橋を含む約100㌔について、国の権限代行により災害復旧事業を実施。9月には県道人吉水俣線の西瀬橋を仮橋で復旧させている。
また、上部工が流失した同国道の鎌瀬橋(約113.2㍍)と主要地方道坂本人吉線の坂本橋(約121.1㍍)、一般県道325号(遠原渡線)の相良橋(約110㍍)の3橋の橋梁撤去を行った後、ことし2月から応急復旧工事に着手。いずれも現在位置に仮設ガーダー橋による仮橋を架設する工事を進めてきた。
2021/05/05
五輪聖火 被災地駆ける 12人がトーチでリレー

東京五輪に向けた熊本県の「聖火リレー」がきょう5日、第1区間の人吉市をスタート。あいにくの雨模様の中、「令和2年7月豪雨」から4日で10カ月を迎えた被災地を聖火が12人のランナーによって駆け抜け、沿道の被災者にとって復興への希望の光となった。午後には、第2区間の水俣市に引き継がれ、あす6日まで「熊本地震」の被災地など県内の13市町村(区間)を巡る。
第1区間は、人吉城跡ふるさと歴史の広場をスタートし、国宝・青井阿蘇神社をゴールとする1.82㌔。
同歴史の広場には聖火リレーを一目見ようと、傘を差した市民らがぬかるみのできた会場周辺に訪れた。午前9時20分すぎから人吉ねぶか太鼓が「肥後物語」「激流」の2曲を演奏して雰囲気を盛り上げた。
2021/04/23
人吉球磨初 支援団体が協力 みなし住宅の交流会

令和2年7月豪雨から10カ月を迎えようとする中、被災者の多くが暮らす「みなし住宅」を対象にした初めての交流会「つながる広場」が18日、人吉市の東西コミセンで開かれ、支援団体は同じ境遇の人たちの生の声に耳を傾けた。
人吉市社会福祉協議会の地域支え合いセンターが「みなし住宅」へ開催告知のチラシを配布するなど協力し、当日も参加した。同センターによると、みなし住宅を対象にした交流会は初めて。
2021/04/09
「鍋屋本館」仮オープン 9カ月ぶりに活気

「さしあたって仮宿(カリヤド)ですが…頑張っていきます!」―。令和2年7月豪雨で被災し長期休業中だった老舗旅館「鍋屋本館」(人吉市九日町)は5日、仮オープンし、9カ月ぶりに営業を再開した。しばらくは素泊まりのみの対応となるが、豪雨災害を乗り越えて復活への一歩を踏み出した。
仮オープン初日は予約も入り、9カ月ぶりに活気が戻った。これから別館の増設や社員教育などを進め、同5年1月までに完全な営業再開を目指す。
2021/04/08
「千寿園」仮施設が完成 12日に受け入れ開始

令和2年7月豪雨の浸水被害で利用者14人が犠牲になり、運営を休止していた球磨村渡の特別養護老人ホーム「千寿園」が、村に隣接する人吉市下原田町で建設を進めていた仮施設が竣工し、12日に受け入れを開始する。
千寿園は球磨川と支流の小川の合流点近くにあったが、7月3日から4日にかけての豪雨で河川が氾濫。当時は利用者70人が施設内におり、職員や地域住民らで救助に当たったが、1階部分が浸水して14人が亡くなった。
2021/04/07
鎮魂と再生 思い込め 加藤登紀子さんコンサート

昨年の7月豪雨で甚大な被害を受けた球磨村で6日、歌手の加藤登紀子さん(77)のコンサートが開かれ、加藤さんは鎮魂と再生の思いを込めた歌で被災者を励ました。
コンサートは、郡市民らでつくる実行委員会が主催。発災直後に多くの住民らが身を寄せた同村渡の高台にある同村総合運動公園内の「さくらドーム」で開き、周辺に建つ仮設住宅で暮らす住民らを無料で招待した。
2021/04/05
蘇る写真 思い出救う 返却始まり被災者に涙

令和2年7月豪雨から9カ月を迎え、被災地に洗浄を終えた写真の返却が始まっている。
熊本市で洗浄ボランティアを続ける「あらいぐま熊本」(長山公紀代表)は、これまでに17件1万5000枚を返し、初めての返却会ではよみがえった写真に多くの被災者が涙を流した。
「あらいぐま熊本」は、被災者から依頼を受け、写真の洗浄を行うボランティア団体。高校生から大学生、一般までの約110人が登録しているが、毎週土、日曜日に県庁近くの施設で平均40人が参加している。
2021/04/01
復旧・復興の力に 軽食処「幸盛亭」開業目指す

昨年の7月豪雨で被災した球磨村大瀬の観光鍾乳洞「球泉洞」。
洞内には被害が及ばなかったが、周辺施設や国道219号が被災し全面復旧のめどが立たない中、運営する村森林組合(大岩精一組合長)は地元の被災者や工事関係者らに昼食を提供する軽食処「幸盛亭」の5月の開業を目指している。
その取り組みを応援しようと、先月22日には球磨地区普及・林研グループ連絡協議会(永山芳宏会長)と球磨地域振興局林務課が木製ベンチを作って寄贈。同組合は「昼食の提供で被災地や作業従事者に笑顔になってほしい」と前を向く。
2021/03/15
蓮池復活へ植え戻し 生き残った根を丁寧に

令和2年7月豪雨で被災した国宝・青井阿蘇神社の蓮池復活に向け、生き残ったハスの根が13日、神社関係者らボランティアで植え戻された。夏前には花を咲かせる予定だが、以前の風景を取り戻すには数年かかるという。
蓮池は、白い花々の風景が郡市民に愛され、民謡・球磨の六調子でも歌われている。それが一夜にして失われ、奉賛会を中心に、蓮池復活プロジェクトを立ち上げたもの。
昨年10月、蓮池にたまった土砂などの災害ごみを撤去する際、採取したハスの根が県球磨農業研究所で保存されていた。
晴天の下、同神社の奉賛会や高校生、県職員ら約120人が参加。
奉賛会の溝口幸治会長は「生き残ったハスの根が育つように心を込めて植え戻してほしい」と呼び掛け、参加者は蓮池の清掃の後、3㍍間隔でハスの根を丁寧に植え付けていった。
2021/03/08
「SDGs」軸 未来語る 人吉球磨復興フォーラム

一般社団法人らぞLABO(北貴之代表理事)主催の人吉球磨復興フォーラムが6日、人吉第一中学校体育館をメイン会場に開かれ、SDGs(持続可能な開発目標)を軸とした人吉球磨の未来像について意見を交わした。
同法人は、観光業や飲食店、司法書士など異業種の若手4人が集まり令和2年7月豪雨後の昨年10月に発足。人吉市と締結した「SDGsを軸とした観光地域づくりに関する協定」に基づき、同フォーラムを企画した。
同日は、午前中に球磨地域振興局でSDGsの体験型カードゲームが行われ、午後からのフォーラムは上智大学のお笑いサークルで結成された人気芸人コンビ「ラランド」のお笑いライブでスタート。
パネルディスカッションは「SDGsde地方創生公認ファシリテーター」の北代表理事がコーディネーター、松岡隼人人吉市長と清流山水花あゆの里の有村友美若女将がパネリスト、ラランドの2人がスペシャルゲストを務めた。
2021/03/04
復興願いシャッター画 毎夜、閉店後に描く

昨年の7月豪雨で被災した人吉市の九日町通り商店街の復興を願い、人吉高校出身の大学生たちが1日から店舗のシャッターにイラスト画を描き始め、道行く人やドライバーの注目を集めている。
大学生たちは人吉高校時代、ボランティアと観光を組み合せた「ボラ観」で、通りにある「宮山時計店」のシャッターに「閉まっていても開いている店」をテーマにイラストを描いていた。
しかし、豪雨で同店1階が浸水し、生徒たちが描いたシャッターも損傷。同店の宮山直子さん(50)は当時の生徒たちに撤去してシャッターを新調することを報告していた。
その後、「人吉を元気にするため、また描きたい」と、大分県立芸術文化短期大学1年生の簑田梨々花さん(19)、ヤマザキ動物看護専門職短期大学1年生の下田那央さん(19)が呼び掛け、賛同者たちが春休みを使って描くことになった。
2021/03/04
再開に備え出発進行! 肥薩おれんじ鉄道で訓練

令和2年7月豪雨からきょう4日で8カ月を迎えた。くま川鉄道(株)(永江友二社長)では、新人運転士の本田真与さん(27)が全線復旧に備え、昨年12月から県内の第三セクター会社・肥薩おれんじ鉄道で技術を磨いている。
両鉄道とも7月豪雨で被災。11月に全線開通した肥薩おれんじ鉄道が、以前から連携を深めるくま鉄の全線不通に伴う代替バス運行を受け、再生計画の支援で協力した。期間は3年間。
2021/02/27
仮設商店街がオープン 26事業者、順次開店へ

人吉市の仮設商店街「モゾカタウン」が27日にオープンし、令和2年7月豪雨で被災した事業者たちは、再建とにぎわい創出を目指して再スタートを切った。
仮設商店街は、被災事業者が再建するまでの店舗や事務所を確保するため、「ひとよし駅前」(中青井町)と「くまりば」(相良町)の2カ所にプレハブ型とムービングハウス型の仮設店舗を整備。
入居期間は2年間で、家賃は無料。入居する26事業者のうち「ひとよし駅前」で17事業者が営業を始めており、残る事業者も順次開店を予定している。
2021/02/18
巨大なドラゴン現る! 夜間はライト点灯

人吉商工会議所青年部(YEG、山口義之会長)が主催する復興祈念イベント「彩光」の一環で、13日にJR人吉駅前に巨大な龍のモニュメント「ドラゴンランタン」が登場した。
設置したのは、鹿児島県出水市で竹灯籠やランタンなどを設置する観光イベント「いずみマチ・テラス」の実行委員会。
長さ15㍍、高さ6㍍のドラゴンランタンは、平成30年に台湾の姉妹都市から寄贈されたもの。夜になるとライトを点灯し、暗闇に雄大な姿が浮かび上がる。
昨年の7月豪雨からの復興へ向け、人吉YEGが同実行委員会に協力を依頼。11日の設置作業ではクレーンなどの重機を使って慎重に組み立てた。
2021/02/15
再興へ希望の光ともる 願い込めた竹灯籠

令和2年7月豪雨からの復興を願い、人吉市内に光をともす取り組みが13日に始まった。一時は明かりを失った市内中心部が無数の竹灯籠やライトで彩られ、水害や新型コロナウイルスという未曾有の困難を乗り越えようとする人たちの心を“希望の光”が照らしている。
2021/02/08
人吉旅館が復活に向け起工式

令和2年7月豪雨から7カ月が過ぎ、被災した人吉市中心部で復旧や再開へ向けた動きが進む中、国の登録有形文化財の老舗温泉旅館「人吉旅館」で7日、災害修復工事の起工式が行われた。
発災後、ボランティアによる泥出し作業や全国からの支援を受けてきたが、旅館の復活へ向けて動き出すことに社長の堀尾謙次朗さんと女将の里美さん夫妻は「これからがスタート」と9月のプレオープン、来年5月のグランドオープンを目指す。
2021/01/30
市街地の賑わい創出へ「復興マルシェ」オープン

令和2年7月豪雨で被災した人吉市街地に賑わいを取り戻そうと、同市紺屋町の一角に整備された「人吉復興!コンテナマルシェ」が、きょう30日にオープンした。新型コロナウイルス感染拡大防止ため当面は時短営業でテイクアウトが主体。出店した事業者は災害を乗り越え、商売ができる喜びを胸に再起を誓う。
2021/01/27
人吉発船場を新生 7月に「観光拠点施設」開業

昨年の7月豪雨で甚大な被害を受けた球磨川くだり(株)(瀬崎公介社長)は26日、再生計画を発表し、人吉発船場のリノベーション工事を行い、7月に「ツアーデスク」「カフェ」「ショップ」の機能を増やした観光拠点施設「HASSENBA HITOYOSHI KUMAGAWA」を開業する。
開業に合わせて、同社のメイン事業である観光川下りの再開が実現するほか、復興サイクリングツアーなどの事業も展開予定。
2021/01/05
「からくり時計」再作動 観光復興祈念し半年ぶり

令和2年7月豪雨の影響を受けて作動を休止していたJR人吉駅前の「からくり時計」が、4日正午から半年ぶりに作動を再開した。
豪雨災害ではからくり時計は被災しなかったが、市内で甚大な被害が出たため作動を休止。新たな年となり、発災から半年を迎え同市の観光復興を祈念して作動を再開することにした。
2021/01/01
ピンチ乗り越え復興を 創業250年蓑毛鍛冶屋

令和2年7月豪雨で甚大な被害を受けた人吉市九日町商店街の復興に向け、250年の歴史を誇る蓑毛鍛冶屋の10代目・蓑毛勇さん(33)は「先祖代々の土地を守り、このピンチを乗り越え、被災前よりも観光客を呼び込みたい」と意気込む。
2020/12/25
再建へ一歩 明かりつく 「大勝軒」プレオープン

人吉市が人吉駅前駐車場(中青井町)に整備中の仮設商店街「モゾカタウンひとよし駅前」で25日、入居事業者の第1号として紺屋町で被災したラーメン店「大勝軒」がプレオープンした。
あす26日から通常営業を予定しており、豪雨災害から約半年ぶりの再開に店主の原田政勝さん(78)は「みんなが頑張られるよう先駆けになれば」と意欲をみせている。
仮設商店街は、被災した市内事業者の店舗や事務所を確保するため人吉駅前駐車場に7棟22区画、人吉市まち・ひと・しごと総合交流館「くまりば」駐車場(相良町)に1棟3区画を整備中で、計25事業者が入居を予定している。
2020/12/14
仮設団地の建設完了 郡市では20カ所に698戸

令和2年7月豪雨に伴い県南7市町村で建設が始まった応急仮設住宅は、9日に全24団地808戸の工事が完了。13日は人吉市の鬼木仮設団地で最後の鍵渡し式が行われた。
県は、住家が被災した人たちの生活の場を確保しようと仮設住宅の建設に着手。7月11日に人吉市と山江村で建設が始まり、その後は相良村や球磨村などでも急ピッチで工事が進められてきた。
7市町村で最も多くの仮設住宅が建てられた人吉市では今月13日現在、355世帯743人(男335人、女408人)が入居。年齢構成別に見ると、60歳以上が350人、20歳代から50歳代が255人、20歳未満は138人となっている。
2020/12/03
「ピンチこそチャンス」 トレーラーハウスに夢を乗せ

人吉球磨に甚大な被害をもたらした令和2年7月豪雨から、あす4日で5カ月。球磨村渡馬場、球磨川右岸で店舗を地盤ごと流失したドライブイン味里(ajisato★)は、「ピンチこそチャンス」と、先月28日にアメリカから輸入した新店舗(据え置き)となるトレーラーハウスに夢を乗せて、新転地で一からやり直すことを決めた。
2020/11/12
スクールタクシー運行 村山仮設団地

人吉市瓦屋町の建設型応急仮設住宅「村山公園仮設団地」に入居している西瀬小学校児童の通学のために「スクールタクシー」の運行が9日から始まった。
西瀬校区内には仮設団地がなく、西瀬小に通う児童を持つ世帯が入居。同団地は村山台地の上にあり、同校まで歩いて通学するには距離もあることから、市でスクールタクシーを運行することにした。運行期間は、仮設団地の入居期間に合わせて2年を予定している。
2020/11/05
「食の力」で元気に! 被災地へキッチンカー

令和2年7月豪雨から4カ月を迎え、人吉ロータリークラブが導入したキッチンカーが発災直後から被災地での炊き出しに活躍し、これまで在宅避難者らに届けた食事は1万3000食に上る。今後は次の段階で仮設団地の復興交流に活用していく。
人吉市矢黒町の郷土料理店ひまわり亭代表の本田節さん(65)が、球磨川左岸の店を濁流で浸水被災する中、「被災地を食の力で元気に」と、熊本地震の際にキッチンカーで被災地の炊き出しを行った経験を生かし、被災4日後から活動を始めたもの。
2020/10/09
被災地の早期復興祈願 国宝・青井阿蘇神社「おくんち祭」

国宝・青井阿蘇神社で9日、例大祭「おくんち祭」の神幸式行列に代わり、豪雨被害早期復興祈願祭が行われ、コロナ禍の中で発生した令和2年7月豪雨の犠牲者を追悼し、一日も早い復旧、復興を祈願した。
神事を終えると、子どもたちが御神輿2基を引っ張りながら境内を練り歩き、大同元(806)年旧暦9月9日に神様が鎮座した場所という御神木の前まで移動し、大勢の人たちは手を合わせていた。
2020/10/05
大輪の花火 復興誓う 市民ら夜空見上げ 犠牲者追悼

令和2年7月豪雨発生からちょうど3カ月の4日夜、人吉市の中川原公園に復興を祈念する150発の花火が打ち上げられた。市民らは突然、夜空に咲いた大輪の花を見上げ、豪雨災害からの復興を誓った。
球磨川の上流側と下流側の2カ所に花火を設置し、午後8時に開始。「ドーン」という大きな音とともに色とりどりの大輪の花が夜空を彩った。5分ほどの短い時間だったが、橋を渡っていた人は足を止めて花火に見入り、スマートフォンで写真や動画を撮影しながら光の競演を楽しんでいた。
2020/09/04
西瀬橋仮復旧 通行再開喜ぶ

令和2年7月豪雨からきょう4日で2カ月。球磨川の増水で橋桁の一径間が流失し、通行止めが続いていた人吉市の県道人吉水俣線「西瀬橋」の仮橋設置が完了し、午前6時半から通行が再開された。
これまで遠回りを余儀なくされていた小、中学生、高校生たちが2カ月ぶりに西瀬橋を渡って登校。住民たちの往来も戻り、西瀬地域住民にとって復旧復興へ向けた第一歩となった。
2020/08/22
3団地の入居始まる 被災56世帯に鍵渡す

7月の豪雨災害に伴い、各地で整備が進められている応急仮設住宅のうち、人吉市麓町の「人吉城跡仮設団地」(6棟15戸)、山江村山田の「中央グラウンド仮設団地」(10棟25戸)、相良村深水の「松葉仮設団地」(8棟16戸)できょう22日、被災世帯の入居が始まった。
2020/08/04
「令和2年7月豪雨」から1カ月 避難所に今なお1040人

人吉球磨に大きな被害をもたらした豪雨災害から、きょう4日で1カ月。郡市で45人が犠牲となり、球磨村では仮設住宅の入居が始まったが、今なお郡市で1040人が避難所生活を強いられ、新型コロナウイルスによる復興の妨げが被災者らの疲弊や災害ボランティア不足などに影響している。
復興を妨げた長雨から一転、暑さがボランティア作業や被災者らの体力を奪う中、人吉市の市街地は4日朝、球磨川の濁流により浸水した家屋、災害廃棄物などの泥が乾いて舞い上がり、一帯は白くかすんでいた。
2020/07/13
大型災害ごみを自衛隊が撤去 畳や家具など4品目

人吉市は、10日から13日まで県や内閣府、防衛省、自衛隊、環境省、県トラック協会および産業資源協会との連携の下、市内で片付け作業の障害となっている大型災害ごみを一掃するための活動を実施。
収集するのは、片付け作業の障害となっている畳、家具、家電、金属の大型災害ごみ4品目で、自衛隊と関係団体の協力で分別撤去し運搬するという全国でも初の取り組み。
2020/07/04
球磨川氾濫 市内へ濁流

梅雨前線の活発化に伴い、郡市は3日から4日にかけて、これまでに経験したことがないような大雨が断続的に降り、人吉市の中心市街地や球磨村渡地区などで河川の増水により住宅の浸水、橋の上部が流出、道路の寸断や冠水の被害が出た。