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人吉新聞創刊60周年企画 人吉球磨の事始め⑬ 酪農は開拓団から(2019/02/15)
 「球磨地方に酪農が導入されたのは、今から十五年前の昭和二十四年に人吉市大野、錦村西の両開拓団で乳牛飼育が始まったのがきっかけ。その後、乳牛頭数は急増し、現在球磨酪農協同組合に加入しているだけで飼育頭数は二千三百頭を数えている。このほか、同組合に加入していない酪農家の頭数を合わせると約三千頭、年間乳量は五千二百キロリットルと見込まれ、乳代金二億円突破の日も近い。だが、安い乳値、高い飼料、ままならぬ優良品種導入、さらには大手乳業界の買いたたき集乳合戦のあおりで、酪農家は必ずしも安定した道をとってはいない」

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