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  • 2019/05/23 (木)
  •  令和時代最初の統一地方選が済んだら、7月の参院選が近づいてきた。熊本選挙区(定数1)の立候補予定者の郡市入りもあったのだが、全体的には低調ムード。そこに、目を引く“解散風”報道。衆参ダブルとなれば話は違おう▼今も強烈な印象を持つのは、同じ元年だった平成最初の参院選。熊本区の定数が4の時代で、革新が12年ぶりに議席を奪還し、保守系無所属も当選。自民党2人の共倒れにより、裏表16年間議席独占は終わり“保守王国熊本崩壊”と騒がれたものだ▼熊本県の定数が2に半減したのは同13年から。そして、同19年の選挙で民主党新人が当選し、全国的にも自民党が大幅に議席を減らして、2年後の民主党政権誕生につながっていった▼年の初めに盛んに言われた「統一地方選と重なる亥年の参院選は、政権与党の苦戦が多い」とのジンクスも、今はどこへやら。過去の衆参ダブル選挙は昭和55年と同61年で、いずれも自民党が組織力で大勝している。安倍内閣の支持率は4月も54%と高かっただけに…▼「衆院がアクセルなら、参院はブレーキの役目」とともに大事。その県代表の選挙に関心薄ではいられまい。令和の元年はどうなるか。

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