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  • 2019/04/22 (月)
  •  統一地方選の1週間にわたる戦いの幕は閉じた。かつてに比べ郡市では小規模とはなったが、6市町村にとって4年に一度のビッグイベントだった▼人吉市内も市長選2台、市議選20台の選挙カーが朝から走り回った。選挙ムード低調を指摘される中でも、沿道で手を振り、声援するのを楽しんだ市民がいる。「お願いしますと手を握られれば悪い気がしない。何票あっても足りない」と知人は言ったものだ。あのにぎわいもなくなってしまえば少し寂しい▼審判の結果、令和時代最初の行政のリーダー5人と、5市町村の住民の代弁者63人が誕生した。選挙期間中、候補者や陣営では敵と味方、時には批判合戦もあったかもしれないが、もうラグビーで言うノーサイド。いきさつは水に流し、言うべきところは言い、協力すべきは協力して郷土の発展に尽力、貢献してほしい。新しい首長と議員は「鳥の両翼、車の両輪」。ともにそろって機能することが大切だ▼当選者に望みたいのは、それぞれが掲げた公約の実現への努力。子どもから高齢者まで安心して暮らせる地域づくりのためにほしい提案ばかりだった。もし怠れば、4年後の住民審判にはね返ることも頭の隅に。

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