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  • 2019/04/16 (火)
  •  統一地方選終了まであと5日。県内では唯一の市長選となった人吉市への関心は特に高い。そこで気になるのが投票率▼さかのぼれば2007年は79.87%。順に2011年が79.52%、4年前は74.9%と、回を重ねるごとに低調傾向だ。無投票選挙と合わせた原因こそ有権者の諦めや無関心をはじめ、選挙に費やすゆとりのなさもあろう▼投票率といえば、今回も注目の18歳~19歳の未成年層。2016年の参院選が法改正後初の国政選挙となったが、人吉市の場合は18歳が35.7%、19歳は20%の低調ぶり。ちなみに郡市町村中、2村は県内ワーストなどを記録した▼低投票率の傾向は今や全国的なもの。インターネットを使った選挙活動の浸透で比較的若年の層が活躍、投票喚起になればと期待したが駄目だった。政治にはそれほど魅力がないか▼有権者の信頼で報酬を受け取るのが政治家。権力者と錯誤、尊大な言動など奉仕の意識を忘れた輩への批判と怒りこそ改善のきっかけ▼そういう視点で眺めれば多少は甲乙、白黒と色分けもできよう。地域住民による未来への参画意識が数字で表わされる投票率。まずは行動を。

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